レベル10サイトを公開するには
目標
サイトを公開するまでの手順を学びましょう。
解説使用テーマ | beginner2020 |
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目次
サイトを公開する手順について
a-blog cms で制作したサイトを実際に公開するには以下の作業が必要です。
- 本番環境に a-blog cms を無料でダウンロードする
- テストサイトがある場合:テストサイトのファイルを本番環境に移動する
- テストサイトがある場合:テストサイトのデータベースのデータを本番環境に移動する
- ドメイン名の設定を変更する
- 公開前チェックをする
- 公開!
それぞれの詳しい操作方法については 下記ドキュメントページに記載しています。本チュートリアルは a-blog cms.io を使ったお試し環境を想定していますが、本番環境でのサイト制作に挑戦する際には是非こちらを参考にしてください。
サイト公開時 | ドキュメント | a-blog cms developer
また、a-blog cms はダウンロードからテストサイトの構築までは無料で行っていただけます。a-blog cms.io は30日限定ですが、公式サイトからのダウンロードは無期限で使用可能です。
ダウンロード方法としては、ご利用の PHP のバージョンに合わせたパッケージを落として手作業で設置する方法のほかに、シェア率の高いサーバーを対象とした「簡単セットアップ」を用意しています。簡単セットアップはパッケージを該当ディレクトリに設置するだけで自動的に全てのファイルが展開して環境が構築されるので、サーバーサイドに詳しくない方もお気軽にご利用いただけます。是非一度、下記ダウンロードページより詳細をご覧ください。
またサイトを公開する際は、下記ライセンス購入ページよりログインとサイト登録・購入を行い、 licence.php を発行してください。licence.php を該当のディレクトリに設置するまでは制作中のサイトはインデックスされず、サイトアクセス時には警告が表示されます。
チェックリスト機能を活用しよう
a-blog cms はサイト公開にあたり、各々の項目が本番サイトに最適な設定にされているかチェックする「チェックリスト機能」を用意しています。このリストは管理画面よりご覧になれます。
- 管理画面へアクセスする
- [チェックリスト] をクリックする
公開前はこの画面より、以下の 項目について確認していきましょう。
デバッグモードを OFF にする
制作時にはデバッグモードがONになっています。
デバッグモードがONになっている時は、サイトの修正を即時に反映するために全ブログのキャッシュ機能が無効になっています。また、ブラウザからHTMLソース内を確認した時にはインクルード先のパスがコメント表示されます。
このデバッグモードをOFFにしてキャッシュを有効にすることで、サイトの表示速度が早くなり、HTMLソースについても不要な部分については表示されなくなります。以上のことから、公開時には必ずOFFに設定するようにしましょう。
この作業はテンプレートで行う必要があります。ルートフォルダ直下にある config.server.php を開き、以下のソース部分について 1 となっている部分を 0 に書き換えてください。
// 本番運用時にDEBUG_MODEを 0 に設定して下さい define('DEBUG_MODE', 1); define('BENCHMARK_MODE', 0);
// 本番運用時にDEBUG_MODEを 0 に設定して下さい define('DEBUG_MODE', 0); define('BENCHMARK_MODE', 0);
再度チェックリスト機能を確認して、デバックモードの状態が OFF と表記されていれば完了です。
キャッシュ機能を ON にする
キャッシュ機能はブログごとに ON / OFF が設定でき、チェックリストでこの一覧を確認することができます。キャッシュを有効にしておくことでサーバの不可軽減や、サイト表示速度の向上につながるので、基本的には ON にしておきましょう。
もし off と表示されている項目があれば、右側に表示されている [編集] ボタンより変更することができます。機能設定画面一番上の「キャッシュ」の項目にチェックをいれてください。
フォームIDに設置しているメールアドレスが正しいか確認する
レベル5「お問い合わせフォームの設定を最適化する」では、フォーム送信のテストとして設定画面で自分のメールアドレスを設定しました。サイト公開時にこの部分の編集を忘れてしまうと、フォームから送られてくる内容はサイトの管理者に届けることができません。したがって公開前にはメールアドレスが正規の管理者のものになっているか確認することが必要です。
チェック機能では、フォーム設定画面でアドレスを記入している全ての部分を一覧で表示しています。
正しいアドレスが設定されていたら、念のためサイト管理者にフォームから送信のテストをしておくとサイト公開後もより安心です。
テストデータを削除する
サイト制作時には、動作確認のため度々テストエントリーやテストファイルを作成するかと思います。サイト公開後に誤ってそれらの情報が残ってしまわないようテストデータについてはひと通りチェックし、不要なものを削除しておきましょう。
確認するのは以下のようなデータです。
- テストエントリー:動作確認のためのエントリーなど
- テストユーザー:制作のためのユーザーなど
- テストフォルダ・テストファイル:試作のためサーバー上に残っているテストデータなど
- テンプレート上に残ってしまった制作環境のホストやパス
チェックリストの最後にある「コンフィグ検索」からは、キーワードを入力してこれらのテストデータがデータベースに残っていないか確認することができます。この機能を使えば一覧で確認できるので時間短縮にもつながります。
またテストデータが見つかった際にはテキストリンクから直接設定画面に移動することができるので、修正作業についても簡潔に行っていただけます。
正式ライセンスをあてる
このチュートリアルで想定している a-blog cms.io では作業はできませんが、実際にサイトを公開する際には「ライセンス」の項目も確認するようにしましょう。正式なライセンスがあたっている場合は、チェックリストにその状態が表示されます。
公開にあたって最低限チェックする項目は以上になります。公開時の作業を効率的にするために、是非このチェックリストを有効活用してくださいね。