テーブルユニット

テーブルユニットを使うと、ExcelやGoogleスプレッドシートのように表組の中にデータを入力することができます。Ver. 2.7.0以降で使用できます。

編集設定

引用ユニットを利用するには管理画面のコンフィグ > 編集設定画面から設定をする必要があります。下の図のように追加ボタンを押し、モードからテーブルを選択し、それに対するラベルの名前を決めてください。ラベルの名前は任意です。保存をすれば設定したラベル名のついたボタンがエントリーの編集画面で使えるようになっています。



テーブルユニットの利用方法



まず、ユニットの追加でテーブルユニットを選択します。 選択した時点で、入力部分がテーブルユニット専用のツール等を備えた画面に切り替わります。 セル内にデータを入力し、ツールアイコンを利用することで、様々な装飾ができます。





1 ソースとシートの切り替え 入力画面の表示内容をHTMLに切り替えます
2 セルの結合 縦方向・横方向にセルを結合します。複数のセルを選択して使用します。
3 セルの分割 結合済みのセルを分割します。
4 元に戻す 入力画面上で行った動作を取り消し、1つ前の状態に戻します。
5 td化 選択したセルをtd(TableData)に指定します。
6 th化 選択したセルをth(TableHeader)に指定します。
7 左寄せ セル内のデータを左寄せにします。
8 中央寄せ セル内のデータを中央寄せにします。
9 右寄せ セル内のデータを右寄せにします。
10 セル内データの表示修正 プルダウンメニューで「折り返し無し」「太字」「上寄せ」「縦方向中央寄せ」「下寄せ」を選択してセル内データの表示を修正します。1つのセルに対しては選択肢の1つしか反映されません。
11 テーブル内データの表示修正 デフォルトではプルダウンメニューで「スクロールするテーブル」が選択できるようになっています。1つのテーブルに対しては選択肢の1つしか反映されません。

行および列の追加・削除

各行および列の左端・上端には三角マークがあり、これをクリックすることで行および列の追加と削除ができます。

セルの装飾項目を増やす方法

下の画像のようにセルの装飾項目はデフォルトで「折り返し無し」「太字」「上寄せ」「中央寄せ」「下寄せ」ですがこの装飾項目はJavaScriptを使うことで自分で増やすことが可能です。



ACMS.Ready(function(){
  ACMS.Config.aTableSelector.push({
    label: "グレーの背景",
    value: "bg_grey"
  });
});

上記のJavaScriptの場合、「背景ブルー」という項目がオプションとして追加され、その項目が選ばれたセルに対しては「bg_blue」というクラスが付与されます。

テーブルの装飾項目を増やす方法

またVer.2.8より、テーブル要素自体に対してもクラスを付与することができるようになりました。デフォルトでは「スクロールするテーブル」という項目が一つだけ選択でき、その際にはそのテーブルに対して、「.acms-table-scrollable」というクラスが付与されます。



ACMS.Ready(function(){  
 ACMS.Config.aTableOption.push({
    label: '角丸のテーブル', 
    value: 'rounded-table'
  });
});

GA4でメディアファイルのダウンロード数を計測する方法を再考する


こんにちは、a-blog cms 開発スタッフの森田です。

前回執筆した「a-blog cms を設置したサイトにGA4を導入したときに対応したこと」の記事を読んでくださった運営堂の森野さん(@uneidou)からご紹介したメディアファイルのダウンロード数を計測する方法について「既存のイベントと統一した方が管理や分析がしやすくなる」とアドバイスいただき、その内容を含めた方法のご紹介となります。

この記事は、初めてメディアのダウンロードリンクのイベントを設定をする方に向けて執筆しますので、前回の記事を読んでいない方もこのままご一読ください。

今回は、改めてメディアのリンクをクリックしたときのイベントの取得方法を、既存のイベントであるfile_downloadに合わせレポートや探索でデータを閲覧した際に1つのイベントとしてまとめて一覧にする方法をご紹介します。

a-blog cms Ver. 3.1.0 で予定している機能追加や機能改善についてお知らせします

Roadmap Ver. 3.1

a-blog cms では、より使いやすいサービスを目指して日々プロダクト改善を行っています。
今回は次期マイナーバージョンである、a-blog cms Ver. 3.1.0 で予定している機能追加や機能改善をまとめてご紹介します!

新機能

まずは、目玉である新機能についてです。Ver. 3.1.0 ではプロフェッショナルライセンス以上で使用できる機能を新たに2つ追加することを予定しています。

監査ログ

管理画面でのユーザーの操作内容を監査ログとして確認できるようになります。

エントリーの同時編集の制御機能

複数のユーザーによりエントリーの同時編集が行われた場合、排他制御をおこない片方のユーザーからはエントリーを編集できないようにすることが可能になります。

機能改善

次に、機能改善についてです。Ver. 3.1.0 では日々ユーザーの皆様からいただくご意見をもとに、いくつか現状の機能の改善を予定しています。検討中のものも含めいくつかご紹介したいと思います。

開発ライセンスでも、ページキャッシュが有効に

Ver. 3.0.x 以前の仕様では、正式ライセンスが適用されていない場合、ページキャッシュが強制的に無効になる仕様になっていました。これにより、本番環境でないとページキャッシュ時の動作テストができず、本番公開後にページキャッシュによる意図しない動作が発覚することが見られました。

こういった問題を解決するため、Ver. 3.1.0 では開発ライセンスでもページキャッシュが有効になるように変更することになりました。

ショートカット機能の編集権限で「条件設定」や「カスタム設定」の項目を編集可能に

Ver. 3.0.x 以前の仕様では、ショートカット機能で編集者にモジュールIDの編集権限を与えた場合、「表示設定」の設定項目しか編集することができませんでした。Ver. 3.1.0 では、ユーザーの皆様の方からのご要望の声が多かったこともあり、ショートカット機能で編集者にモジュールIDの編集権限を与えた場合でも「条件設定」や「カスタム設定」の設定項目を編集できるように改善することを検討しています。

これにより、編集者権限でできることが増え、より柔軟な運用ができるWebサイトを作成することが可能になります。

PDF表示のUI改善

メディアユニットやファイルユニットでアップロードしたPDFをエントリーで表示する場合、Ver. 3.0.x 以前のデフォルトの動作では画像として表示する仕様になっていました。しかし、複数ページあるPDFでは特定のページしか表示されないという問題がありました。そこで、Ver. 3.1.0 ではデフォルトでPDFのページを移動できるようにすることを検討しています。

こちらも、画像のLazy Load についての機能改善と同じく、system テーマの変更になりますので、テーマ側で以前の表示に戻すことも可能になる予定です。

バージョン管理機能で時限公開可能に(検討中)

Ver. 3.0.x 以前のバージョン管理機能では作成したバージョンを指定した時間に公開することができないため、既存エントリーの未来バージョンを保存し、公開日時を指定して時限公開するためには、エントリーコードを同一に設定したエントリーを作成して対応する必要がありました。しかし、実際に2つエントリーを作成するというのは、手間であることや、更新者にとっては覚えるルールが増えることから、サイト運用のなかで活用するのは難しいという課題がありました。

そこで、Ver. 3.1.0 では、バージョンの時限公開機能に対応することを検討しております。a-blog cms フォーラム で「バージョン管理」と検索してみると、2016年から話があった機能でありますので、待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか?

また、承認機能はバージョン管理機能を活用して、承認依頼ようのエントリーを作成する仕組みになっているため、バージョン管理機能で時限公開ができるようになった場合、承認機能でも時限公開ができるようになる予定です。

その他の機能改善

先程説明した機能改善以外にもいくつか機能改善を行う予定です。現在検討中のものも含め以下の機能改善を予定しています。

  • メディアのファイル名の編集
  • メディアでアップロードしたファイルのリンクに拡張子を含める
  • Twitterログイン時に求められるパスコードを不必要に
  • プレビューの共有機能で共有リンクの発行時に表示している共有期限を絶対的な時間で表示する
  • エントリー編集ページの時刻の直接入力
  • マイページ機能の追加及び、マイページが実装されたテーマを新規追加(検討中)
  • ユニットの複製機能を新規追加(検討中)
  • 同一ブログ内でのカテゴリーコードの重複許可オプションを追加(検討中)

まとめ

次期マイナーバージョンである、a-blog cms Ver. 3.1.0 で予定している機能追加や機能改善についての情報をお届けいたしました。ユーザーの皆様に喜んでいただける CMS を目指して企画・開発を続けてまいりますので楽しみに待っていただけると幸いです。

ご意見・ご要望は Slack コミュニティ公式ツイッター からお気軽にご連絡ください!
引き続き a-blog cms をよろしくお願いいたします!