Ver. 3.1.20 リリースのお知らせ


この記事では、2024年7月17日にリリースした Ver. 3.1.20 及び、Ver. 3.0.37 の修正内容について紹介いたします。

現在お困りの問題に該当する項目がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。

Ver. 3.1.20 リリースノート

修正点

  • CMS-6866 メニュー管理機能で、メニューを追加する場合に、admin_menu.add_icon という文字列が表示されてしまう問題の修正
  • CMS-6867 キャッシュのパフォーマンスを改善
  • CMS-6870 WYSIWYGエディタでdivタグがpタグに変換されてしまう問題を修正
  • CMS-6872 Ver. 3.1.19 のテキストユニット(Lite Editor)で、改行が消えてしまう問題を修正

Ver. 3.0.37 リリースノート

修正点

  • CMS-6869 WYSIWYGエディタでdivタグがpタグに変換されてしまう問題を修正 & JSのエラーが出る問題を修正

主なリリースノートの詳細な内容

CMS-6867 キャッシュのパフォーマンスを改善

各種キャッシュドライバーのキャッシュアクセス数を減らすことにより、キャッシュ利用時のパフォーマンスが良くなりました。

CMS-6870 WYSIWYGエディタでdivタグがpタグに変換されてしまう問題を修正

WYSIWYGエディタで、divタグを入力してもpタグに変換されてしまう問題を修正しました。


入力したHTML


divタグがpタグに変わってしまう

CMS-6872 Ver. 3.1.19 のテキストユニット(Lite Editor)で、改行が消えてしまう問題を修正

Ver. 3.1.19 で発生していた改行したテキストが、編集画面表示時やソース切り替え・タグの切り替えを行うと改行が消えてしまう問題を修正しました。


入力したテキスト

入力したテキスト


改行が消えてしまう

改行が消えてしまう

最後に

該当する問題がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。
また、迅速にご報告いただいたユーザーの皆さま、誠にありがとうございました。

今後もご報告いただいた内容に対して真摯に受け止め修正と改善を行ってまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

スタイルスイッチ

a-blog cmsでは、link要素で参照しているCSSを切り替える設定が標準で実装されています。(Ver. 1.2.1より)

デモ

スタイルを[a]に切り替える

スタイルを[b]に切り替える

a-blog cmsはいつも使っているWebブラウザから更新ができ、直感的で使いやすく、便利な機能についてを重視したシステムになっています。

設定の編集

この機能の設定は、/js/config.jsの以下の箇所にあります。設定を変更する場合は、適用しているテーマ内にJavaScriptファイルを別途作成してください。詳しくは「組み込みJSについて:設定を編集する」を参照してください。

config.js

// スタイルの切り替え
styleSwitchMark: 'a.styleswitch',
styleSwitchStyleMark: 'link.styleswitch'

使い方

スタイルを参照するlink要素と切り替えるa要素に、config.jsで指定されているclass名をHTMLに記述します。そしてそれぞれの要素に、スタイルを対応させる属性(link要素にはtitle属性、a要素にはrel属性)を記述します。

例)styleSwitchMarkで「.styleswitch」と指定した場合head要素内:

<link rel="stylesheet" type="text/css" href="xxx.css" title="a" class="styleswitch" />
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="yyy.css" title="b" class="styleswitch" />

body要素内:

<a href="#" class="styleswitch" rel="a">スタイルを[a]に切り替える</a>
<a href="#" class="styleswitch" rel="b">スタイルを[b]に切り替える</a>

このように記述すると、指定したclassがあるアンカーリンクをクリックしたときに、それぞれに対応するスタイルが切り替わります。

Ver. 3.1.21 リリースのお知らせ


この記事では、2024年7月29日にリリースした Ver. 3.1.21 及び、Ver. 3.0.38、Ver. 2.11.67 の修正内容について紹介いたします。

現在お困りの問題に該当する項目がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。

Ver. 3.1.21 リリースノート

変更点

  • CMS-6820 メディアモーダルのUI改善
  • CMS-6881 コンフィグ・テーマ・編集画面セットの一覧で従来の設定方法が「非推奨」表示になっていて、UIが分かりにくい問題を修正

修正点

  • CMS-6871 フォームID の投稿データの本文表示ラベルの切り替え
  • CMS-6819 sitemap.xml のバージョンを更新 & エントリーコードが空の場合、重複出力される問題を修正"
  • CMS-6880 ブラウザサポートのバージョンを更新
  • CMS-6874 コンフィグキャッシュでLifetimeを「.env」で設定できるように修正 & デフォルトLifetimeを長く(10日間)設定
  • CMS-6879 strip_select_tags校正オプションのパフォーマンス向上
  • CMS-6876 クエリの発行数を抑えるように修正
  • CMS-6877 メディアユニットでサイズ指定しない場合も、リサイズ校正オプションが動作する問題を修正
  • CMS-6878 jpeg画像生成・リサイズ時のデフォルト圧縮率を75%に変更
  • CMS-6883 raw校正オプションを指定した場合、target属性が消えてしまう問題を修正(テキストユニットなど)
  • CMS-6886 セキュリティフィックスにより、JavaScriptのコンテンツの遅延読み込み(js-lazy-contents)が動作しない場合がある問題を修正
  • CMS-6889 API機能利用時に監査ログの通知メール送信をすると正常に表示できない問題の修正

Ver. 3.0.38 リリースノート

修正点

  • CMS-6875 コンフィグキャッシュでLifetimeを「.env」で設定できるように修正 & デフォルトLifetimeを長く(10日間)設定
  • CMS-6884 raw校正オプションを指定した場合、target属性が消えてしまう問題を修正(テキストユニットなど)
  • CMS-6887 セキュリティフィックスにより、JavaScriptのコンテンツの遅延読み込み(js-lazy-contents)が動作しない場合がある問題を修正

Ver. 2.11.67 リリースノート

修正点

  • CMS-6885 raw校正オプションを指定した場合、target属性が消えてしまう問題を修正(テキストユニットなど)
  • CMS-6888 セキュリティフィックスにより、JavaScriptのコンテンツの遅延読み込み(js-lazy-contents)が動作しない場合がある問題を修正

主なリリースノートの詳細な内容

CMS-6820 メディアモーダルのUI改善

ファイル名が2つ出力されていたことと、メディアで管理する情報が多くなりわかりづらくなっていたため、入力項目を編集タブ、その他を詳細情報タブで切り替えられるようにUI改善を行いました。 それに伴い「アップロード者」と「最終更新者」を表示と、「詳細情報」入力欄の見出しを「メモ」に変更し管理用のメモとして使用できる旨をツールチップに明記し、よりメディアを管理しやすく情報を整理しました。


従来のメディアモーダル画面

従来のメディアモーダル画面


新しいメディアモーダル画面(編集タブ)

新しいメディアモーダル画面(編集タブ)

新しいメディアモーダル画面(詳細情報タブ)

新しいメディアモーダル画面(詳細情報タブ)


CMS-6881 コンフィグ・テーマ・編集画面セットの一覧で従来の設定方法が「非推奨」表示になっていて、UIが分かりにくい問題を修正

Ver. 3.0 以前で、コンフィグセットを利用せず、「このブログの初期コンフィグ」を利用しているサイトを Ver. 3.1 にアップデートした場合、「このブログの初期コンフィグ(非推奨)」という表示になってしまい、「このブログの初期コンフィグ」を利用することが今後できなくなると勘違いを発生させるようなUIになっているというユーザーの方からのフィードバックがあり改善をおこないました。

「非推奨」という表記を廃止し、「レガシー設定」に変更することであくまで古い方法であり、非推奨ではないことがわかるようになりました。


従来のコンフィグセット一覧

従来のコンフィグセット一覧

新しいコンフィグセット一覧

新しいコンフィグセット一覧

従来のコンフィグセット一覧(コンフィグセットが存在しない場合)

従来のコンフィグセット一覧(コンフィグセットが存在しない場合)

新しいコンフィグセット一覧(コンフィグセットが存在しない場合)

新しいコンフィグセット一覧(コンフィグセットが存在しない場合)

コンフィグセット一覧だけでなく、テーマセット一覧及び編集画面セット一覧も同様に修正しています。

また、コンフィグ一覧からも「非推奨」という文言を削除し、「レガシー設定」に変更を行いました。


古いコンフィグ一覧

古いコンフィグ一覧

新しいコンフィグ一覧

新しいコンフィグ一覧

コンフィグキャッシュでLifetimeを「.env」で設定できるように修正 & デフォルトLifetimeを長く(10日間)設定

コンフィグキャッシュのみ Lifetime (有効期限)を設定することができず、必要以上に長い期間コンフィグキャッシュが残ってしまう問題を解決するため、コンフィグキャッシュのLifetime(有効期限)を「.env」で設定できるようにいたしました。

また、「.env」で キャッシュの Lifetime (有効期限)を指定しなかった場合、テンプレートキャッシュとコンフィグキャッシュの Lifetime(有効期限) を10日間 にするようにいたしました。

Lifetime(有効期限)を任意の値に変更したい場合は、a-blog cms 設置ディレクトリの「.env」から以下のように設定できます。

# コンフィグキャッシュに指定できるドライバーは、file, database, redis のみとなります。
CACHE_CONFIG_DRIVER=database
CACHE_CONFIG_NAMESPACE=config
CACHE_CONFIG_LIFETIME=864000

最後に

該当する問題がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。
また、迅速にご報告いただいたユーザーの皆さま、誠にありがとうございました。

今後もご報告いただいた内容に対して真摯に受け止め修正と改善を行ってまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

テキストカラーコントラスト

概要

背景色が動的に変化する場合(CMSでカラー設定ができるようにしたり、ランダムで色を変えるなど) 文字色によって、文字が読みにくくなる場合があります。この組み込みJSを使用すると、背景色からコントラストが高い文字色(黒系・白系)を設定できるようになります。

デモ

ラベル

ラベル

ラベル

<span class="js-contrast-color" data-black-color="#333" data-white-color="#eee" style="background-color: #333;" >ラベル</span>
<span class="js-contrast-color" data-black-color="#333" data-white-color="#eee" style="background-color: tomato;" >ラベル</span>
<span class="js-contrast-color" data-black-color="#333" data-white-color="#eee" style="background-color: skyblue;" >ラベル</span>

使い方

「js-contrast-color」クラスを振った要素の背景色から、その要素の文字色を変更します。

<span class="js-contrast-color">ラベル</span>

設定について

設定は data属性で指定します。

データ属性名詳細デフォルト値
data-black-color黒系の文字色のカラーをhex色で指定します#000000
data-white-color白系の文字色のカラーをhex色で指定します#ffffff
data-bg-colorコントラスト計算に使用する背景色を固定で指定します。要素の背景色
<span class="js-contrast-color" data-black-color="#333" data-white-color="#eee" >ラベル</span>