a-blog cms Ver. 2.8.29 をリリース

本日2018年08月20日にフィックスバージョンのVer. 2.8.29をリリースしました。下記の修正が行われております。

Ver. 2.8.29 修正箇所一覧

  • CMS-4172 Ver. 1系のフォームログが壊れている場合、フォームログが確認できない問題を修正
  • CMS-4131 js-viewingでflex, table, gridは取り除かないように修正
  • CMS-4184 Unit_Listモジュールでカスタムユニット変数&拡張ユニットが使えるように修正
  • CMS-4186 リダイレクトの設定によってはモジュールのダイアログボタンが動作しない問題を修正
  • CMS-4187 iOS端末から更新するとキャッシュがクリアされない場合がある問題を修正
  • CMS-4188 サブドメイン間移動でログインセッションが切れやすい問題を修正(config.server.php DOMAIN_BASEを設定)
  • CMS-4178 ScheduleモジュールでPHPエラーが表示される場合がある問題を修正
  • CMS-4182 php7.2で関連記事が0件の場合Entry_Summaryでphpのエラーが出る問題を修正
  • CMS-4192 各テーマでdiscriptionメタタグでサマリーのtrimを長くなるように修正
  • CMS-4167 システム更新時に config.server.php もバックアップするように修正
  • CMS-4176 静的書き出しでのhttps証明書により書き出しできない場合がある問題の修正
  • CMS-4134 テンプレート書き出しからhtmlフォーマットチェックを除外
  • CMS-4140 Navigationモジュールの子要素属性(attr)変数をスニペットに追加
  • CMS-4199 IE11以下でvalidator.jsが動かない問題を修正
  • CMS-4200 CSVインポートでアップデート判定項目変更機能(プロ版以上)が動作していない問題を修正

修正箇所詳細

以下、修正内容の詳細になります。

CMS-4172 Ver. 1系のフォームログが壊れている場合、フォームログが確認できない問題を修正

Ver. 1系のa-blog cmsを2系にアップデートした時、フォームのログデータが壊れている場合、管理画面から確認できない不具合を修正しました。

CMS-4131 js-viewingでflex, table, gridは取り除かないように修正

js-viewing組み込みJSは、現在いるURLと同じリンクのa要素を外す機能です。 今までは、デフォルトで display属性が「block」「inline-block」の時のみa要素を外さないようにしていましたが、下記のように対象値が増えました。

  • block
  • inline-block
  • flex
  • grid
  • table

CMS-4184 Unit_Listモジュールでカスタムユニット変数&拡張ユニットが使えるように修正

Ver. 2.8.28 までは、ユニットリストではカスタムユニットや拡張されたユニットは表示できませんでした。

  • custom
  • custom_hoge

これを今回の改修で表示できるようにしました。

拡張ユニットの場合は、ユニット表示のテンプレートと同じようにブロックを 「<!-- BEGIN unit:loop -->」内に追記します。

<!-- BEGIN unit:loop -->
<!-- BEGIN unit#custom_hoge -->
...
<!-- END unit#custom_hoge -->
<!-- END unit:loop -->

CMS-4186 リダイレクトの設定によってはモジュールのダイアログボタンが動作しない問題を修正

「index.html」を「/」にリダイレクトしている時、モジュールのダイアログボタンが動作しない問題を修正しました。

CMS-4187 iOS端末から更新するとキャッシュがクリアされない場合がある問題を修正

iOS端末からエントリーを更新した時、大きな画像アップロードがあると、CMSのキャッシュが即時にクリアされない問題を修正しました。

CMS-4188 サブドメイン間移動でログインセッションが切れやすい問題を修正

サブドメイン拡張ライセンスで、ブログ毎にドメインを変更している場合、同時に複数タブを開くとセッションが切れやすい問題がありました。これを以下の設定をすることにより、セッションが切れにくくなるように修正しました。

config.server.php: 4行目付近

define('DOMAIN_BASE', 'example.com');

例えば、以下のようなドメインで運用している場合、基本ドメインとなる「example.com」を 「DOMAIN_BASE」に設定します。

  • www.example.com
  • blog.example.com
  • news.example.com
  • jp.example.com

CMS-4176 静的書き出しでのhttps証明書により書き出しできない場合がある問題の修正

「静的書き出し機能(プロフェッショナル版以上)」で、「自己署名証明書」でのhttps表示時に書き出しが動作しない問題を修正しました。

CMS-4134 テンプレート書き出しからhtmlフォーマットチェックを除外

「テンプレート書き出し機能」で MIMEタイプが「html」と判定された場合、htmlフォーマットをチェックする機能から除外しました。これは、テンプレート書き出しでは部分的なテンプレート書き出しや、html以外の書き出しもあるためです。

CMS-4199 IE11以下でvalidator.jsが動かない問題を修正

IE11以下で、JavaScriptによるフォームのバリデート(チェック)が動作していない問題を修正しました。

CMS-4200 CSVインポートでアップデート判定項目変更機能(プロ版以上)が動作していない問題を修正

「CSVインポート機能」で、プロフェッショナル版以上で動作する、entory_id以外の項目をキーしたエントリー更新ができない状況を修正しました。

以上、Ver. 2.8.29での修正内容になります。

a-blog cms Ver. 2.8.30 をリリース

本日2018年08月21日にフィックスバージョンのVer. 2.8.30をリリースしました。下記の修正が行われております。

Ver. 2.8.30 修正箇所一覧

  • CMS-4202 テキストユニット(LiteEditorの場合)でメディア挿入よりファイルが挿入されない問題を修正
  • CMS-4203 システム更新でデータベースのバージョンが更新されない問題を修正
  • CMS-4205 年間カレンダーをモジュールID化すると、ページング(年移動)ができない問題を修正

修正箇所詳細

以下、説明が必要な修正内容になります。

システム更新でデータベースのバージョンが更新されない問題を修正

自動システム更新でデータベース自体のアップデートは完了していたのですが、データベースに保存されるバージョン番号の更新だけできていなかった不具合を修正しました。

* この修正は、Ver. 2.8.30 から次のアップデートで有効になります。

データベースのバージョンが低いことによるシステム的な不具合はありませんが、気になる方は以下の方法でデータベースのバージョン番号を更新ください。

管理ページ > 更新 の「データベースを更新」を実行


データベースの更新

データベースの更新


年間カレンダーをモジュールID化すると、ページング(年移動)ができない問題を修正

年間カレンダーをモジュールID化すると、ページング(年移動)ができない問題を修正しました。これはモジュールID化した時、 開始日時(start) が選択できないためで、URLコンテキストの年の情報が反映されないためページングできていませんでした。

モジュールID化する場合は、下記画像のように 開始日時(start)にチェックをつけてください。


開始日時にチェック

開始日時にチェック


以上、Ver. 2.8.30での修正内容になります。

画像ユニット

画像ユニットでは、画像ファイルの埋め込み表示とレイアウト、かんたんな編集ができます。


画像ユニットでできること


  • 画像のアップロード
  • 画像のレイアウト(右寄せ・左寄せ・中央寄せ)
  • 画像サイズの指定
  • 拡大と回転の指定
  • (詳細設定として)キャプション、リンク、代替テキストの指定


画像のアップロード


操作中のPC内に保存されている画像ファイルをアップロードします。この際、複数のファイルを選択し、一括でアップロードもできます。また、画像ファイルを画像ユニットの編集画面にドラッグ&ドロップすることでもアップロードできます。(一括アップロード、ドラッグ&ドロップでのアップロードは、旧バージョンのIEでは動作しません) 一括アップロードを行った場合、レイアウト、サイズなどの指定は複数のファイルで同じ内容が指定されますのでご注意ください。



a-blog cmsでは、大きな画像ファイルをアップロードする際、ブラウザ側で縮小処理を行った後にアップロードをします。この際の縮小サイズは、管理ページ > コンフィグ > 編集設定 にあるイメージサイズの「拡大表示時の最大サイズ」の数値となります。



画像のレイアウト(右寄せ・左寄せ・中央寄せ)


画像を表示する際、右・左・中央のいずれかに配置したい場合、レイアウトを指定できます。右または左を選んだ場合は、次に続くユニットが回り込んで表示されます。


画像サイズの指定


エントリー内で表示する際の表示サイズを指定できます。 管理ページ > コンフィグ > 編集設定 にある「サイズセレクトのイメージサイズ選択肢」で指定した内容が選択肢として表示されます。



拡大と回転の指定


画像の簡単な編集として、画像の拡大禁止と回転を指定できます。 人物が写っている画像など、拡大して詳細を見せたくないという場合には「拡大表示させない」を選択すると、画像を表示する際に拡大リンクが無い状態となります。また、管理ページ > コンフィグ > 編集設定 にあるイメージサイズの「拡大表示時の最大サイズ」で指定したサイズの画像も作成されません。

回転には「時計回りで90度回転」「反時計回りで90度回転」「180度回転」があり、それぞれ画像を回転した状態で保存・表示します。

そのほか、項目として「削除」があり、選択して保存すると該当する画像ユニットが削除されます。ユニット右上の「×」ボタンと同じ動作となります。



(詳細設定として)キャプション、リンク、代替テキストの指定


画像ユニット内の「- 詳細」リンクから、キャプション、リンク、代替テキストの指定ができます。

キャプションはsite2016、blog2016といった同梱テーマであれば画像の下に表示されます。

リンクは、リンク先を入力することで、エントリ内で表示される画像にリンクが指定されます。

代替テキストはブラウザ上での表示には影響しませんが、画像の代替テキストとなるalt属性として使用されます。



画像ユニットに関する注意点


アップロードできるファイル形式

画像ユニットでは、jpg、gif、png、bmp、xbmの各画像形式に対応しています。 なお、gifアニメーションには対応していません。

一定数以上、画像のアップロードができない

1つのエントリーで、画像ユニットや画像のカスタムフィールドを使って、写真・画像ファイルを添付すると20枚以上はアップロードできないことがあります。 サーバー側(PHP)の設定で、関連する項目に制限が設けられている場合にこのような問題が発生します。 詳しくは開発ブログ「画像が一定数枚までしかアップロードできない場合の対処法」をご確認ください。