Ver.2.11.28リリースのお知らせ


この記事では、2021年2月5日にリリースした Ver.2.11.28 の改善・修正内容について紹介いたします。

現在お困りの問題に該当する項目がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。

Ver.2.11.28 のリリースノート

  • CMS-5514 画像のカスタムフィールドがwebp画像の生成ができない問題を修正
  • CMS-5528 スケジュールモジュールの参照先スケジュールに空の項目を用意
  • CMS-5531 シークレットログインページで、「不正なアクセスです」というエラーが多発する問題を修正
  • CMS-5532 Entry_TagRelational モジュールIDでフィールドを利用できるように修正
  • CMS-5533 site2020のナビゲーションで、2回目以降のタップで画面がロックされる問題を修正する
  • CMS-5535 CMS更新時の config.server.php の更新除外項目オプションを用意(system_update_ignore_config)
  • CMS-5539 resizeImg校正オプションで、サーバー環境によって変なパスに変換されてしまう問題を修正
  • CMS-5536 カート機能の再計算処理が間違っている問題を修正

主なリリースノートの詳細な内容

CMS-5528 スケジュールモジュールの参照先スケジュールに空の項目を用意

スケジュールモジュールのコンフィグやモジュールIDの表示設定で、デフォルトが最初に作成したスケジュールセットが選択されているように見えて混乱を招く状態となっていたため、なにも選択していない時のステータスが用意されました。



CMS-5531 シークレットログインページで、「不正なアクセスです」というエラーが多発する問題を修正

Ver.2.11.27のみで発生する、シークレットブログのログインページでログイン1回目に「不正なアクセスです」と表示される現象を確認しました。Ver.2.11.28ではこの問題を修正しており、アップデートするだけで問題が修正されます。

CMS-5532 Entry_TagRelational モジュールIDでフィールドを利用できるように修正

Entry_TagRelational のモジュールで、フィールドの引数が利用できるようになりました。



CMS-5535 CMS更新時の config.server.php の更新除外項目オプションを用意(system_update_ignore_config)

config.server.phpをカスタマイズしていて項目を削除しているとき、CMSのアップデートの時に削除された項目が復活します。意図して削除したい項目をCMSのアップデート時にも復活しないように、config.system.yamlに system_update_ignore_configのオプションを新しく用意しました。

system_update_ignore_config : [] # ここで指定した項目は、CMS更新で再設定されなくなります。(config.server.php の項目で除外したい対象を追加。例: [SESSION_NAME])

最後に

この度はご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。該当する問題がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。
また、迅速にご報告いただいたユーザーの皆さま、誠にありがとうございました。

今後もご報告いただいた内容に対して真摯に受け止め修正と改善を行ってまいりますので、引き続き気づいた点がありましたらフィードバックいただけると幸いです。

コンフィグ・ルール・モジュールのインポート

Ver. 2.7.0 より、コンフィグ・ルール・モジュールのみのエクスポート・インポートに対応しました。この機能を使うことにより、開発環境で設定したコンフィグやモジュールを、すでに運用されている本番環境にエントリーなどに影響を与えることなく、インポートすることができるようになりました。

Ver. 3.0.0 をダウンロード

簡単アップデート・アップデートパッケージは、ただいま準備中となります。
申し訳ございませんがもうしばらくお待ちください。1月中旬を予定しております。

エントリー一覧のときに、タイトルと一緒に表示されるステータスを出力したくないときのカスタマイズ


エントリー一覧などでエントリータイトルと一緒に表示される【下書き】、【非公開】などのステータスの状況を出力しないようにする方法をご紹介します。

サイト全体に対応する方法

/private/config.system.default.yamlの900行〜908行目付近にあるステータスの設定をconfig.system.yamlに空の状態で記述すると、実現できます。

config.system.yamlの記述例

admin_entry_title_prefix_close :
admin_entry_title_prefix_draft :
admin_entry_title_prefix_secret :
admin_entry_title_prefix_trash :
admin_entry_title_prefix_pre_approval :
admin_entry_title_prefix_trash_approval :
admin_entry_title_prefix_awaiting :
admin_entry_title_prefix_start :
admin_entry_title_prefix_end :

ただし、上記の方法ではサイト全てが適用されてしまいます。個別に対応したい場合は、下記の対応を行ってください。

個別に対応する方法

エントリーサマリーやエントリーボディには{status}という変数が用意されているので、校正オプションと合わせれば個別に非表示にすることも可能です。

HTMLの記述例

<!-- BEGIN_IF [{status}/neq/open] -->
{title}[split('】', 1)]
<!-- ELSE -->
{title}
<!-- END_IF -->

{status}は英語でそれぞれのステータスの情報が表示される変数となっており、公開時にはステータスが出力されないため、公開時以外の時にsplitの校正オプションを使ってタイトルのみを表示しています。