思うようにモジュールの表示ができない場合

中には、モジュールを設定しても思うように表示されないことがあるかもしれません。 その場合は、以下の項目をご参考にしてください。

カテゴリーエントリーリスト ( Category_EntryList ) またはカテゴリーエントリーサマリー ( Category_EntrySummary ) が表示されない

カテゴリーエントリーリスト(Category_EntryList)またはカテゴリーエントリーサマリー ( Category_EntrySummary ) は、モジュールIDを割り当てていないデフォルトの状態だと、今見ているページが属するカテゴリーを基点にコンテンツを表示しようとします。

そのため、今見ているページが属するカテゴリーが、子カテゴリーやエントリーなどのコンテンツを持っていない場合、何も表示されなくなります。常に任意のカテゴリーを基点に表示したい場合は、モジュールIDを割り当てて、cidを任意のカテゴリーのものに設定してください。



ページ(page)やキーワード(keyword)の一覧に移動しても表示が変わらない

URLコンテキスト上で指定されたページやキーワードの指定を反映するかどうかは、各モジュールの引数の設定によって変わります。

またデフォルトの設定値もモジュールによって異なります。たとえば、Entry_Bodyモジュールは、ページやキーワードを反映しますが、Entry_Summaryモジュールはそれらをデフォルトでは反映しません。

そのため、ページやキーワードを反映させるには、モジュールIDを設定します。 モジュールIDの設定画面に「キーワード(keyword)」「タグ(tag)」「ページ(page)」などURLの値を参照するチェックボックスがあります。

たとえば、「http://ドメイン/page/2/」というURLの場合は、URLの値を参照してモジュール側で/page/の2ページ目のデータを表示してくれます。

エントリーの一覧のページャーを使いたい場合

フォト (Entry_Photo)モジュールやサマリー (Entry_Summary)モジュールなどエントリーの一覧を表示するときにページャー機能を使うことがあります。 ページャー機能を使うときは、モジュールIDを作成し「ページ(page)」の引数にチェックをしてください。

検索結果の一覧を表示したい場合

「キーワード(keyword)」と「ページ(page)」の引数にチェックをしてください。

タグの絞り込み(タグクラウド)結果の一覧を表示したい場合

「タグ(tag)」と「ページ(page)」の引数にチェックをしてください。



ページャー機能を有効にしましょう

ページャー機能を有効にすると、以下の画像のように各ページ一覧へのリンクが生成されます。



モジュールの表示設定にページャーという項目があります。「 ページャーを表示できるようにする」にチェックを入れてください。


エントリー系モジュールの初期スコープ

エントリー系モジュールの初期スコープ

モジュールIDを設定していない状態のモジュールの場合、表示内容にURLコンテキストを反映するかどうかは、固有の初期スコープによって決定されます。

そのためモジュールによっては、モジュールIDを設定しないとURLコンテキスト上のpageが反映されなかったり、下階層のブログの情報を表示しなかったりします。

下記の表を参考に、モジュール毎の初期設定をご確認ください。

URLコンテキストの反映に関する初期設定

  • ○ = 反映する
  • × = 反映しない


名称 Body List Headline Photo Summary ArchiveList GeoList
bid × × × × ×
uid × × × × ×
cid × × × × ×
eid × × × ×
keyword × × × × ×
tag × × × × ×
field × × × × ×
start × × × × ×
end × × × × ×
page × × × × ×

階層構造の追跡に関する初期設定



モジュール名 Body List Headline Photo Summary ArchiveList GeoList
ブログ階層 自分+自分以下 自分のみ 自分のみ 自分のみ 自分のみ 自分のみ 自分のみ
カテゴリー階層 自分+自分以下 自分のみ 自分のみ 自分のみ 自分のみ 自分のみ 自分のみ

Ver. 2.11.37 リリースのお知らせ


この記事では、2021年5月17日にリリースした Ver.2.11.37 の改善・修正内容について紹介いたします。

現在お困りの問題に該当する項目がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。

Ver. 2.11.37のリリースノート

  • CMS-5651 静的なindex.html がindex.htmlをつけない、スラッシュで終わるURLでテンプレートとして認識しない問題を修正
  • CMS-5653 Safariでメディアのファイルダウンロードに失敗する場合がある問題を修正
  • CMS-5652 パスワード保護付きのPDFがメディアにアップロードできない問題を修正
  • CMS-5650 下書き、非公開、承認中などのステータスが出る校正オプションを追加 例: {eid}[entryStatusLabel]

CMS-5651 静的な index.html が index.html をつけない、スラッシュで終わるURLでテンプレートとして認識しない問題を修正

従来の動作ではディレクトリ内に静的なHTMLをindex.htmlというファイル名で設置するとURLが「/」が末尾についた状態でページが表示されていましたが、この機能が正常に動作していない問題が確認されました。
たとえば、通常であればhttps://example.com/contact/のURLにアクセスすると/contact/index.htmlのテンプレートが表示されますが、今回の問題が発生した場合は404のテンプレートが表示されます。

この問題はconfig.system.yaml で指定できる forbid_tpl_inheritance_when_path_unresolved が有効になっている場合に発生します。

この問題が発生している確率が高い条件

  • Ver. 2.11.25以降に新規インストールしたもの(新規インストールしていると設定がデフォルトが有効になっています)
  • 静的サイトや一部静的サイトの箇所があるもの

旧バージョンからアップデートした場合や、すべて動的サイトであければ問題になりません。

解決策

forbid_tpl_inheritance_when_path_unresolvedの設定を無効にする、もしくは Ver.2.11.37 以降のバージョンへアップデートする

CMS-5650 下書き、非公開、承認中などのステータスが出る校正オプションを追加 例: {eid}[entryStatusLabel]

下書き、非公開、承認中などのエントリーのステータスを出力する校正オプションを追加しました。eidをキーにして表示できるため、eidを表示する変数に適用可能です。

使用例

 {eid}[entryStatusLabel]

例えば、多言語サイトなどの実装をした際にはタイトルをカスタムフィールドで表示するため従来の動作では実現できませんでしたが、ステータスを表示できるようになります。

最後に

この度はご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。該当する問題がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。 また、迅速にご報告いただいたユーザーの皆さま、誠にありがとうございました。

今後もご報告いただいた内容に対して真摯に受け止め修正と改善を行ってまいりますので、引き続き気づいた点がありましたらフィードバックいただけると幸いです。