ダイレクト編集が動作しない場合の対応方法(Ver. 2.11.41 〜Ver. 2.11.43、 Ver. 3.0.0〜Ver. 3.0.3 新規インストール)

こんにちは、a-blog cms の開発スタッフの伊藤です。

タイトルの通り、ダイレクト編集が動作しなくなってしまう問題が確認されました。
該当する場合は、お手数ですが以下ご対応をお願いいたします。

追記情報

2022/04/06 18:00
以前の修正方法では、メディア一覧などで不具合が出る場合が確認されたので、新しい記述に変更

該当するバージョン・状態

Ver. 2.11.41 〜Ver. 2.11.43、 Ver. 3.0.0〜Ver. 3.0.3 の新規パッケージに入っている .htaccess をご利用の方

上記バージョンでも、アップデートなどで .htaccess は更新していない場合は、大丈夫です。

修正方法

.htaccess の以下コードを修正ください。

修正前

# 最後にスラッシュをつける
RewriteCond %{REQUEST_URI} (.*(^|/)[^\./]+)$
RewriteRule .* %1/ [L,NE,R=301]

# 拡張子がある場合、最後のスラッシュをとる
RewriteCond %{REQUEST_URI} (.*\.[^/\.]+)/$
RewriteRule .* %1 [L,NE,R=301]

修正後

# 最後にスラッシュをつける
RewriteCond %{REQUEST_URI} !/$
RewriteCond %{REQUEST_URI} !\.[^/\.]+$
RewriteRule .* %{REQUEST_URI}/ [R=301,L]

# 拡張子がある場合、最後のスラッシュをとる
RewriteCond %{REQUEST_URI} \.[^/\.]+/$
RewriteRule ^(.*)/$ https://%{HTTP_HOST}/$1 [L,NE,R=301]

この度はご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。
お手数ですがご対応のほどよろしくお願いいたします。

本件に関するお問い合わせ先

本件についてご不明点などありましたら以下のお問い合わせよりご連絡ください。

有限会社アップルップル
メールアドレス:info@a-blogcms.jp
お問い合わせフォーム:https://www.a-blogcms.jp/contact/

Ver. 3.0.5、Ver. 3.0.4、Ver. 2.11.44リリースのお知らせ


この記事では、2022年1月19日にリリースしたVer. 3.0.5、Ver. 3.0.4、Ver. 2.11.44の改善・修正内容について紹介いたします。

現在お困りの問題に該当する項目がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。

リリースノート

Ver. 3.0.5

  • CMS-5846 GoogleMapユニットの編集画面が動作しない問題を修正

Ver. 3.0.4

  • CMS-5837 ブログのコンフィグセットを「デフォルト」以外に設定していると、静的書き出しが正しく動作しない問題を修正
  • CMS-5836 Ver. 2.11.41 以上の.htaccessを利用すると、ダイレクト編集が動作しない問題を修正
  • CMS-5830 GD画像エンジン かつ JPEG画像以外(PNG,GIFなど)の場合に、カスタムフィールド画像でwebp画像が生成されない問題を修正
  • CMS-5829 PHP8.0で、ページネーションを表示するモジュールで「前後に表示するページ数」が空だと、エラーが発生してしまう問題を修正
  • CMS-5839 Facebookログインが動作しない問題を修正
  • CMS-5840 PHP8.0の場合、LINEログインでPHPエラーが発生する問題を修正
  • CMS-5841 テンプレートキャッシュ(template_cache)のデフォルト値(config.system.default.yaml)を「off」に変更
  • CMS-5842 Json2Tplモジュールのキャッシュを利用すると、このモジュールで正常に表示できない問題を修正
  • CMS-5843 ナビゲーションモジュールの編集画面で日本語入力ができない問題を修正

Ver. 2.11.44

  • CMS-5822 ユニット設定で、リッチエディタが選べない問題を修正
  • CMS-5835 Ver. 2.11.41 以上の.htaccessを利用すると、ダイレクト編集が動作しない問題を修正
  • CMS-5838 静的書き出しで、コンフィグセットをブログに適用していると正しく動作しない問題を修正
  • CMS-5831 GD画像エンジン & jpeg画像以外の場合に、カスタムフィールド画像でwebp画像が生成されない問題を修正

主なリリースノートの詳細な内容

CMS-5836 Ver. 2.11.41 以上の.htaccessを利用すると、ダイレクト編集が動作しない問題を修正

ダイレクト編集が動作しなくなってしまう問題が確認されました。
問題が発生する条件は、Ver. 2.11.41 〜 Ver. 3.0.3 の新規パッケージに入っている .htaccess をご利用のサイトです。

こちらの問題につきましては別途記事にしております。詳細は以下のリンクからご覧ください。

CMS-5830 GD画像エンジン かつ JPEG画像以外(PNG,GIFなど)の場合に、カスタムフィールド画像でwebp画像が生成されない問題を修正

GD画像エンジンを使っている環境で、PNG,GIFなどの画像(JPEG画像以外)を画像のカスタムフィールドでwebp画像が生成されない問題が発見されました。
この問題は画像のカスタムフィールドのみ発生します。
メディアのカスタムフィールドや、カスタムユニット、カスタムフィールドグループでは発生しません。

CMS-5841 テンプレートキャッシュ(template_cache)のデフォルト値(config.system.default.yaml)を「off」に変更

Ver. 3.0より追加されたテンプレートキャッシュの機能をデフォルトではオフに変更しました。

テンプレートキャッシュがオンになっていると、デバッグモードがオフのときにインクルード文に使用できるグローバル変数が制限されるため、テンプレートが正常に動作しない可能性があります

たとえば、%{BCD}はテンプレートキャッシュがオンになっていてもインクルード文に使用できますが、%{BID}は使用できないため正常にテンプレートがインクルードされません。

正常にインクルードされない記述の例

@include("/admin/entry/bid/%{BID}.html")

正常にインクルードできる記述の例

@include("/admin/entry/bcd/%{BCD}.html")

詳しいグローバル変数の制限については下記のドキュメントをご覧ください。

また、この問題はアップデート以外にもconfig.system.yamlに以下の行を追加することで修正できます。

template_cache: off

CMS-5842 Json2Tplモジュールのキャッシュを利用すると、このモジュールで正常に表示できない問題を修正

Json2Tplモジュールのキャッシュを利用していると、該当のモジュールを正常に表示できない問題を修正しました。
この問題が発生していると、正常にJson2Tplモジュールを記述していてもブラウザ上で該当のモジュールを使用している箇所が出力されません。Json2Tplモジュールを使用している際はお早めにアップデートをお願いいたします。

最後に

この度はご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。該当する問題がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。
また、迅速にご報告いただいたユーザーの皆さま、誠にありがとうございました。

今後もご報告いただいた内容に対して真摯に受け止め修正と改善を行ってまいりますので、引き続き気づいた点がありましたらフィードバックいただけると幸いです。