htaccess.txt によく利用されそうな設定を新しく追加しました


2020年2月5日にリリースしたVer.2.11.5では、ルートディレクトリの htaccess.txt によく利用されそうなセキュリティ周りのヘッダーに関するものとPHPの設定を新しく追加しました。

使用する際は、サイトに合わせて内容を書き換えてください。

追加した htaccess.txt の内容

# セキュリティ周りのヘッダー
# Header set X-Frame-Options SAMEORIGIN
# Header set X-Content-Type-Options 'nosniff'
# Header set X-XSS-Protection '1; mode=block'
# Header set Strict-Transport-Security 'max-age=315360000'

CMSを通さない静的なファイルへのアクセス(例:CSS、JSや画像ファイル)の際にもセキュリティ周りのHTTPヘッダーを設定できるようにコメントとして追記しました。

# php 設定
# php_value max_input_vars 99999
# php_value memory_limit 512M
# php_value post_max_size 64M
# php_value upload_max_filesize 16M

デフォルトのPHPの制限が厳しくてユニット数が多いエントリーが保存できなかったり、ファイルサイズが大きいものをアップロードできなかった問題が起こった場合に、よく使う項目をコメントとして追加しました。

各項目については下記の記事をご覧ください。

今までは設定をするときに毎回調べていた方も多いかと思いますが、これからはhtaccessの設定が以前より楽にできるようになりました。

設定の変更が必要になったときはぜひ活用ください!

画像が一定数枚までしかアップロードできない場合の対処法

アップロード数に制限がある?

1つのエントリーで、画像ユニットや画像のカスタムフィールドを使って、写真・画像ファイルを添付すると20枚までは登録できるけど、それ以上はアップされないことがあります。その場合、バナーモジュール(Banner)でも同様に発生します。

原因

サーバー側(PHP)の設定で、以下の制限が設けられている事が原因になります。

  • アップロード出来るファイル数(PHP 5.2.12 以降)
  • input要素の最大数(PHP 5.3.9 以降)

対処法

以下の項目の制限を緩めてあげる必要があります。環境に合わせて適度に設定して下さい。

  • max_file_uploads(アップロード出来るファイル数 デフォルト値:20 アクセスレベル:PHP_INI_SYSTEM)
  • max_input_vars(input要素の最大数 デフォルト値:1000 アクセスレベル:PHP_INI_PERDIR)

max_input_varsは「htaccess」でも設定可能な場合が多いですが、 max_file_uploadsは「htaccess」で設定出来ない場合もありますので、設定出来ない場合は「php.ini」などで設定をしてみて下さい。

その他の制限

以上の事が原因ではないと思われる場合は、以下のような制限項目もチェックして見て下さい。