コンフィグ・ルール・モジュールのインポート

Ver. 2.7.0 より、コンフィグ・ルール・モジュールのみのエクスポート・インポートに対応しました。この機能を使うことにより、開発環境で設定したコンフィグやモジュールを、すでに運用されている本番環境にエントリーなどに影響を与えることなく、インポートすることができるようになりました。

Ver. 3.0.0 をダウンロード

簡単アップデート・アップデートパッケージは、ただいま準備中となります。
申し訳ございませんがもうしばらくお待ちください。1月中旬を予定しております。

エントリー一覧のときに、タイトルと一緒に表示されるステータスを出力したくないときのカスタマイズ


エントリー一覧などでエントリータイトルと一緒に表示される【下書き】、【非公開】などのステータスの状況を出力しないようにする方法をご紹介します。

サイト全体に対応する方法

/private/config.system.default.yamlの900行〜908行目付近にあるステータスの設定をconfig.system.yamlに空の状態で記述すると、実現できます。

config.system.yamlの記述例

admin_entry_title_prefix_close :
admin_entry_title_prefix_draft :
admin_entry_title_prefix_secret :
admin_entry_title_prefix_trash :
admin_entry_title_prefix_pre_approval :
admin_entry_title_prefix_trash_approval :
admin_entry_title_prefix_awaiting :
admin_entry_title_prefix_start :
admin_entry_title_prefix_end :

ただし、上記の方法ではサイト全てが適用されてしまいます。個別に対応したい場合は、下記の対応を行ってください。

個別に対応する方法

エントリーサマリーやエントリーボディには{status}という変数が用意されているので、校正オプションと合わせれば個別に非表示にすることも可能です。

HTMLの記述例

<!-- BEGIN_IF [{status}/neq/open] -->
{title}[split('】', 1)]
<!-- ELSE -->
{title}
<!-- END_IF -->

{status}は英語でそれぞれのステータスの情報が表示される変数となっており、公開時にはステータスが出力されないため、公開時以外の時にsplitの校正オプションを使ってタイトルのみを表示しています。

インライン要素の挿入リンクをカスタマイズする

これはVer.2.7以前のテキストユニットをカスタマイズする方法です。Ver.2.8以降でテキストユニットをカスタマイズしたい場合はこちらの記事をご覧ください。

ユニットの右下には、「リンク挿入(aタグ)」、「強調1(em)」、「強調2(strong)」の3つリンクがデフォルトで用意されています。それぞれクリックするとインライン用のタグが挿入される仕組みになっているのですが、これらの項目はカスタマイズ次第で増やすことができます。

たとえば、smallタグを増やすことができます。



実装方法


systemフォルダの中にある、/ajax/emoji-edit.html をカスタマイズします。カスタマイズする際は、オリジナルのテーマの中にテンプレートをコピーしてください。

a-blog cms のバージョンをアップデートしたときに、systemフォルダ上書きしないために、管理画面のテンプレートをカスタマイズする際はオリジナルテーマにテンプレートを持ってきましょう

テンプレートの中身は以下のようになっています。

<span class="js-tag_insertion">
<!--<p> -->
  <a href="#" class="emoji-trigger-tag" rel="a" title="リンク先のURLを入力してください">リンク挿入</a>
  <!--<a href="#" class="emoji-trigger-tag" rel="strong">強調</a>-->
  <a href="#" class="emoji-trigger-tag" rel="em">強調1</a>
  <a href="#" class="emoji-trigger-tag" rel="strong">強調2</a>
  <!--<a href="#" class="emoji-trigger-tag" rel="u">下線</a>-->
<!--
  文字色
  <a href="#" class="emoji-trigger-text" rel="color-red"><span class="color-red">赤</span></a>
  <a href="#" class="emoji-trigger-text" rel="color-blue"><span class="color-blue">青</span></a>
  <a href="#" class="emoji-trigger-text" rel="color-yellow"><span class="color-yellow">黄</span></a>
  <br />
-->
<!--</p> -->
</span>

8行目に以下の記述追記します。

追加する記述

<a href="#" class="emoji-trigger-tag" rel="small">細則</a>
  1. rel="" には挿入したいHTMLの要素を指定してください。ここでは「small」としました。
  2. aタグの中には運営者がわかりやすいように日本語でラベルを記入してください。ここでは「細則」としました。

追記後

<span class="js-tag_insertion">
<!--<p> -->
  <a href="#" class="emoji-trigger-tag" rel="a" title="リンク先のURLを入力してください">リンク挿入</a>
  <!--<a href="#" class="emoji-trigger-tag" rel="strong">強調</a>-->
  <a href="#" class="emoji-trigger-tag" rel="em">強調1</a>
  <a href="#" class="emoji-trigger-tag" rel="strong">強調2</a>
  <!--<a href="#" class="emoji-trigger-tag" rel="u">下線</a>-->
  <a href="#" class="emoji-trigger-tag" rel="small">細則</a>
<!--
  文字色
  <a href="#" class="emoji-trigger-text" rel="color-red"><span class="color-red">赤</span></a>
  <a href="#" class="emoji-trigger-text" rel="color-blue"><span class="color-blue">青</span></a>
  <a href="#" class="emoji-trigger-text" rel="color-yellow"><span class="color-yellow">黄</span></a>
  <br />
-->
<!--</p> -->
</span>

マークダウンに対応するには

emoji-edit.htmlをカスタマイズすると、htmlでの挿入ができるようになるのですが、マークダウンでは対応しておりません。対応するには、/js/dispatch/edit/_emojiedit.js をカスマイズします。(※バージョンアップの際は上書きしないようにご注意ください)

圧縮されていますので、解凍します。Ver.2.5.1.2 では19行目から31行目に記述があります(他のバージョンでは行数が変わっている可能性がありますので、付近を探してください)ので、参考にして記述してください。

たとえば、以下のように追記します。

case "small":
  $(acms_textarea).selection("<small>" + txt + "</small>");
  break;

2行目の<small>と</small>と書かれている場所はマークダウンのときにテキストエリア内に表示される要素になります。たとえば、強調1の場合だと以下のようになっています。

case "em":
  $(acms_textarea).selection("*" + txt + "*");
  break;

Ver.2.11.29リリースのお知らせ


この記事では、2021年3月3日にリリースした Ver.2.11.29 の改善・修正内容について紹介いたします。

現在お困りの問題に該当する項目がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。

Ver.2.11.29 のリリースノート

  • CMS-5542 標準jQueryを3.5.1 に変更
  • CMS-5546 多言語ユニットでメディアのキャプションなどが管理画面で保存したものが表示されない問題を修正
  • CMS-5548 developテーマのliの余白を調整
  • CMS-5553 ユーザーのCSVインポートで、違うブログでインポートした場合に、フィールドのデータが壊れる可能性がある問題を修正 & CSVインポートで他ブログのアイテムを更新できないように修正
  • CMS-5554 エントリーコード空の一覧ページのページネーションのリンク先に余分なスラッシュが入ってしまう問題を修正
  • CMS-5555 画像ユニットの「そのまま」の設定でレスポンシブで可変できていなかった問題を修正する
  • CMS-5556 静的書き出しで書き出し先がオフセットされている場合、acms.js のパスのクエリのオフセットが反映されていない問題を修正
  • CMS-5557 静的書き出しで書き出し先がオフセットされている場合、メディアユニットなどの data-src属性のパスが書き変わらない問題を修正
  • CMS-5551 環境によって管理画面のカテゴリ選択肢などがクライアントキャッシュされてしまい、更新にラグがある問題を修正
  • CMS-5545 テキスト置換に@が入るとエラーが起きる問題を修正
  • CMS-5543 ナビゲーションモジュール編集画面で、コピペでタブを入れてしまうとjsonが壊れて、正常に動作しない問題を修正
  • CMS-5550 ポップアップでのバナーモジュール編集でユニットがエンターキーで消えてしまう問題を修正
  • CMS-5540 カスタムユニットのフィールドグループでユニット複製して更新すると画像データが消える場合がある問題を修正
  • CMS-5549 ユーザー管理画面で子ブログも含めた表示にした時、チェックボックスの動作が不安定になる問題を修正

主なリリースノートの詳細な内容

CMS-5542 標準jQueryを3.5.1 に変更

セキュリティ対策のためjQueryをバージョンアップしました。

CMS-5555 画像ユニットの「そのまま」の設定でレスポンシブで可変できていなかった問題を修正する

「そのまま」の設定になっている画像ユニットが、画面幅を狭くした時にはみ出てしまう問題を解消しました。


画面幅が小さいと画像が画面からはみ出ていた問題


CMS-5551 環境によって管理画面のカテゴリ選択肢などがクライアントキャッシュされてしまい、更新にラグがある問題を修正

jsonをクライアントキャッシュするサーバー設定になっている場合に発生していた問題です。カテゴリー情報を変更した直後、エントリーの編集画面でカテゴリー選択肢を表示させるとカテゴリー情報の変更内容が反映されないことがありましたので修正しました。



最後に

この度はご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。該当する問題がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。 また、迅速にご報告いただいたユーザーの皆さま、誠にありがとうございました。

今後もご報告いただいた内容に対して真摯に受け止め修正と改善を行ってまいりますので、引き続き気づいた点がありましたらフィードバックいただけると幸いです。