Google Maps ストリートビュー

Google Maps のストリートビュー を表示する組み込みJSです。

この組み込みJSを活用することで、  Google Maps JavaScript API を活用し、 Google Maps のストリートビューを表示することができます。

Google Maps JavaScript API のご利用にあたっては、請求先アカウントと 有効なプロジェクトが必要です。詳しくは、Cloud Console での設定をご覧ください。

Google Maps を利用するには、Cloud Console で発行された API キーを コンフィグ > プロパティ設定 から Google Maps API Key に設定する必要があります。


使い方


Google Maps のストリートビュー を表示したい要素の class 属性に js-street-view を設定します。

さらに、data 属性を指定することで経度、緯度、zoom値などを指定できます。



属性 入力する値
data-lat 緯度 37.869260
data-lng 経度 -122.254811
data-zoom zoom値 14
data-pitch カメラの初期デフォルト ピッチからの「上」または「下」向きの角度を定義します。 0
data-heading カメラ中心の回転角度を、真北からの相対角度で定義します 165
data-lazy 表示領域(viewport)に入るまで、組み込みJSの実行を遅延させるかどうか(true | false) true
<div 
  class="js-street-view"
  data-lazy="true"
  data-lat="37.869260"
  data-lng="-122.254811"
  data-pitch="0"
  data-zoom="10"
  data-heading="165"
  style="width: 100%; height: 500px;"
></div>

表示領域(viewport)に入るまで、組み込みJSの実行を遅延させる

Google Maps のストリートビューが画面の下部に存在する場合、組み込みJSの実行を、表示領域(viewport)に入るまで遅延させることで、パフォーマンスを向上させることが可能です。

data-lazy 属性の値に true を指定することで、組み込みJSの実行を遅延させることができます。

<div 
  class="js-street-view"
  data-lazy="true"
  data-lat="37.869260"
  data-lng="-122.254811"
  data-pitch="0"
  data-zoom="10"
  data-heading="165"
  style="width: 100%; height: 500px;"
></div>

設定

この機能の設定は、/js/config.js で設定されています。設定を変更する場合は、適用しているテーマ内にJavaScriptファイルを別途作成してください。詳しくは「組み込みJSについて:設定を編集する」を参照してください。



設定項目 説明 デフォルト
streetViewMark Google Maps ストリートビュー を表示する要素をセレクター形式で設定します。 '.js-street-view'

パスワード強度チェッカー

ユーザーによって入力されたパスワードの強度(推定されやすいか否か)を判定して表示する機能です。

この機能を活用することで、会員制サイトのようなユーザー自身でパスワードを設定する必要がある場面で、推測されにくいパスワードを設定してもらいやすくすることができます。

デモ

以下のようなパスワード強度チェッカーが実装できます。

使い方

パスワード入力用の input 要素を囲む要素の class 属性に js-password_strength を設定します。

そして、パスワード入力用の input 要素及び、パスワードの強度判定結果を表示する要素、パスワードの強度判定結果を文字列で表示する要素の class 属性に js-input 及び、 js-meterjs-label を設定してください。

以下は、パスワード強度チェッカーを実装する最低限のサンプルコードです。

<div class="js-password_strength">
  <input
    type="password"
    name="pass"
    value=""
    id="input-text-pass"
    class="js-input"
    autocomplete="new-password"
  >
  <div>
    <div class="js-meter acms-password-strength-meter"></div>
  </div>
  <span class="js-label acms-password-strength-label" aria-live="assertive"></span>
</div>

設定

この機能の設定は、/js/config.js で設定されています。設定を変更する場合は、適用しているテーマ内にJavaScriptファイルを別途作成してください。詳しくは「組み込みJSについて:設定を編集する」を参照してください。



設定項目 説明 デフォルト
passwordStrengthMark パスワード入力用の input 要素を囲む要素をセレクター形式で設定します。 '.js-password_strength'
passwordStrengthInputMark パスワード入力用の input 要素をセレクター形式で設定します。 '.js-input'
passwordStrengthMeterMark パスワードの強度判定結果を表示する要素をセレクター形式で設定します。 '.js-meter'
passwordStrengthLabelMark パスワードの強度判定結果を文字列で表示する要素をセレクター形式で設定します。 '.js-label'
passwordStrengthMessage passwordStrengthLabelMark で設定した要素に表示する文字列を設定します。
0 ~ 4 の5段階で設定可能で、数字が大きいほど推測しにくいパスワードであることを示します。

コンフィグ値の決まり方

コンフィグには複数の設定機能があり、どのコンフィグが適応されているか最初分からなくなる時があります。ここではコンフィグの設定機能と、どのようにコンフィグの値が決定されるか学びましょう。

コンフィグ設定機能の種類

以下コンフィグを設定できる機能について紹介します。

config.system.default.yaml

a-blog cms で使用するコンフィグのデフォルト値になります。様々な管理画面や機能設定のデフォルト値を定義しています。 管理画面にあるコンフィグのデフォルト値としても利用されますが、管理画面にない設定値もこのファイルで設定しています。

ファイルの場所

private/config.system.default.yaml

このファイルは、CMSアップデートで上書きされますので、編集しないようにお願いします。

config.system.yaml

「config.system.default.yaml」は、上書き不可のコンフィグファイルですが、値を変更したい場合に、このファイルで「config.system.default.yaml」の値を上書きます。 このファイルはCMSアップデートで上書きされないため、自由にカスタマイズ可能です。

例えば管理画面になり設定を変更したり、管理画面のデフォルト値を変更できたりします。

ファイルの場所

private/config.system.yaml

ブログの初期コンフィグ(非推奨)

「コンフィグセット」が出来る前の設定方法になります。このコンフィグはブログと結びついているため、ブログ毎の設定になり、同じコンフィグを他のブログで利用することはできません。同じ設定を行いたい場合にも、すべてのブログで同じ設定を行う必要があります。

Ver. 3.1 で「コンフィグセット」「テーマセット」「編集画面セット」ができ、この方法は管理が煩雑になるため非推奨となっておりますが、CMSアップデートによる互換性維持のため、残っている機能となります。


このブログの初期コンフィグ(非推奨)

このブログの初期コンフィグ(非推奨)

コンフィグセット・テーマセット・編集画面セット

Ver. 3.0 から、コンフィグのセットをブログまたはカテゴリーにセットすることで、コンフィグ設定できるようになりました。 これにより同じコンフィグの各セットを利用しているブログやカテゴリーのコンフィグを一回の操作で変更できるようになります。


編集画面セットの一覧

編集画面セットの一覧

ルールのコンフィグ

ルール毎にコンフィグを設定できます。ルールで設定した条件に当てはまるアクセスの時だけ、有効になるコンフィグになります。


ルールのコンフィグ一覧

ルールのコンフィグ一覧

コンフィグ値の決定フロー

上記のコンフィグ設定機能で設定されたコンフィグが最終的には1つのコンフィグ値となります。以下のフローチャート図のようにコンフィグがロードされていきます。 どれかひとつのコンフィグ設定を読み込むのではなく、順番が決まっていて、上書きされていくイメージになります。


コンフィグ値の決定フロー

コンフィグ値の決定フロー

会員サインアップ(会員登録)

a-blog cms には、読者権限のユーザーとして、サイト上からユーザーが自由に会員登録することができる機能が標準機能として提供されています。

会員サインアップ(会員登録)フォームはテンプレートをカスタマイズすることが可能なので、オリジナルデザインの会員サインアップ(会員登録)フォームを作成することができます。

また、ステップフォームとしてフォームを分割することもできるため、入力項目が多くなってしまった場合でもユーザビリティの高い会員サインアップ(会員登録)フォームを作成することができます。

会員登録機能設定

サイト上からユーザーが自由に会員登録できるようにするためには、管理画面 > コンフィグ > ログイン設定 を変更する必要があります。

会員登録機能セクションから、"ユーザー登録の外部申請" を有効にしてください。


ユーザー登録の外部申請を有効にする子をで、サイト上からユーザーが自由に会員登録できるようになります。

会員サインアップ(会員登録)機能の設定


会員登録機能の設定では、他にも会員登録時にメールアドレスの有効性確認をするかどうかの他、会員登録時のユーザー権限を変更することができます。

Member_Signup モジュール

会員サインアップ(会員登録)フォーム機能は、Member_Signup モジュールとして提供しています。

デフォルトでは以下のように入力・確認・完了・認証の4つのステップに分かれています。(step#2 はデフォルトでは利用されていませんがステップフォーム実装の例として記述されています。)

フォーム送信時のバリデーションに失敗した場合、ステップの遷移は行われず、送信前のステップに遷移します。

<!-- BEGIN_MODULE Member_Signup -->
<div class="acms-member-container">
  @include("/_member/parts/header.html")

  <!-- BEGIN step#auth -->
  @include("/_member/parts/signup/auth.html")
  <!-- END step#auth -->

  <!-- BEGIN step#input -->
  @include("/_member/parts/signup/input.html")
  <!-- END step#input -->

  <!-- BEGIN step#2 -->
  @include("/_member/parts/signup/input2.html")
  <!-- END step#2 -->

  <!-- BEGIN step#confirm -->
  @include("/_member/parts/signup/confirm.html")
  <!-- END step#confirm -->

  <!-- BEGIN step#result -->
  @include("/_member/parts/signup/result.html")
  <!-- END step#result -->
</div>
<!-- END_MODULE Member_Signup -->

また、Form モジュール と同じく送信した値は変数として表示できます。また、バリデーターやコンバーターも Form モジュールと同じ形式で利用できます。

特別なステップ

フォームモジュールと同様にステップはカスタマイズで任意のステップ名で増減することができますが、以下に紹介するステップはステップ名が予め決まっています。



ステップ名 説明
input GETによるアクセス(初回アクセス)時に表示される初期ステップです。
auth 会員登録時に発行されるメールアドレス認証URLからアクセスしたときに表示されるステップです。

利用できる変数・ブロック

基本的には、Form モジュール と同じくフォームの項目として送信された値が変数として利用可能です。また、会員登録時に発行されるメールアドレス認証URLからアクセスしたときに表示されるステップである auth ステップを除いて、以下の変数が利用できます。



変数名 概要
passwordPolicyMessage コンフィグ > ログイン設定 > パスワードポリシーで設定したメッセージ

会員登録時に発行されるメールアドレス認証URLからアクセスしたときに表示される auth ステップでは以下のブロックが利用できます。このブロックにより、ユーザーに対して、メールアドレス認証が成功したかどうかの結果を表示できるようになります。



ブロック名 概要
enableAccount メールアドレス認証が成功した場合に表示されるブロックです。
badRequest メールアドレス認証のためのURLの形式が不正であるために、メールアドレス認証が失敗した場合に表示されるブロックです。
expired メールアドレス認証のためのURLの有効期限切れが原因で、メールアドレス認証が失敗した場合に表示されるブロックです。有効期限は コンフィグ > ログイン設定 > 会員登録機能の確認メールの有効時間で設定可能です。
notFound メールアドレス認証を行う対象となるユーザーが見つからなかったために、メールアドレス認証が失敗した場合に表示されるブロックです。既にメールアドレスが認証済みかユーザーが削除されている場合などに表示されます。

フォームの項目をカスタマイズする

会員サインアップ(会員登録)フォームの項目はカスタマイズすることが可能で、ユーザーの基本設定の項目から特定の項目とユーザーのカスタムフィールドを以下のように自由に設置することができます。

基本設定のフィールド(項目)を送信する場合は、 name 属性に user[] を、 value 属性に 送信したいフィールド(項目)名を指定した input タグを一緒に記述する必要があります。

<input type="text" name="name" value="{name}"  placeholder="山田 太郎" />
<input type="hidden" name="user[]" value="name" />

<!-- ↓カスタムフィールドも追加できます -->
<input type="text" name="company" value="{company}" />
<input type="hidden" name="field[]" value="company" />

フォームの項目として追加できるユーザーの基本設定項目は以下になります。



項目名 概要 入力例
name(必須) 登録するユーザーの名前です。 アップルップル
mail(必須) 登録するユーザーのメールアドレスです。 info@example.com
pass(必須) 登録するユーザーのパスワードです。「メール認証でのサインイン」が有効化されている場合は指定できません。 password
retype_pass(必須) 登録するユーザーのパスワード(確認用)です。「メール認証でのサインイン」が有効化されている場合は指定できません。 password
code 登録するユーザーのユーザーコードです。 ablogcms
url 登録するユーザーのURLです。 https://example.com
mail_magazine 登録するユーザーがメールマガジンを受信するかどうか(on | off)です。 off

以下はカスタマイズ例として、プライバシーポリシーのチェックボックスをカスタムフィールドとして設置しています。

<!-- BEGIN_MODULE Member_Signup -->
<form action="" method="post" class="acms-form" enctype="multipart/form-data">
  <ul>
    ... その他の項目
    <li class="form-group">
      <div class="form-label">
        <label class="acms-form-block acms-clear">プライバシーポリシーへの同意</label>
      </div>
      <label class="acms-form-checkbox form-checkbox-only" for="input-privacy-on" data-validator="privacy">
        <input type="checkbox" name="privacy[]" value="on" id="input-privacy-on" {privacy:checked#on}/>
        <i class="acms-ico-checkbox"></i>
        <span class="form-checkbox-only-label">
          <a href="%{BASE_URL}privacy.html" target="_blank">プライバシーポリシー</a>に同意する
        </span>
      </label>
      <input type="hidden" name="field[]" value="privacy"/>
      <input type="hidden" name="privacy:v#required" id="privacy-v-required"/>

      <p class="form-helper-text">※お客様の個人情報はお問い合わせへの対応のみに利用させていただきます。</p>

      <div role="alert" aria-live="assertive">
        <div data-validator-label="privacy-v-required" class="validator-result-{privacy:validator#required}">
          <p class="form-error-text"><span class="acms-icon acms-icon-news" aria-hidden="true"></span>プライバシーポリシーを確認し、同意いただけないとお問い合わせに応じることができません。</p>
        </div>
      </div>
    </li>
  </ul>

  <p class="form-message is-bold">プライバシーポリシーをご一読いただき、送信内容のご確認にお進みください。</p>

  <div class="form-button-group">
    <input type="hidden" name="step" value="confirm" />
    <button
      type="submit"
      name="ACMS_POST_Member_Signup_Confirm"
      class="button is-lg is-width-lg form-button"
    >
      内容を確認する
    </button>
  </div>
</form>
<!-- END_MODULE Member_Signup -->

ステップフォームのカスタマイズ

標準のフォームモジュールと同様に name 属性に step が指定されている input 要素の value 属性にステップ名を指定することで遷移先のステップを指定することができます。

以下のサンプルコードでは、遷移先のステップを confirm として指定しています。

<input type="hidden" name="step" value="confirm" />
<button
  type="submit"
  name="ACMS_POST_Member_Signup_Confirm"
  class="button is-lg is-width-lg form-button"
>
  内容を確認する
</button>

会員サインアップ(会員登録)フォームを送信する

Member_Signup_Confirm モジュールは、送信された値のバリデーションとステップ遷移をするためのPOSTモジュールです。また、Member_Signup_Submit モジュールはバリデーションとステップ遷移に加え、会員登録処理や認証メールの送信をするためのPOSTモジュールになります。

エラー時の表示

バリデーションはテンプレート側で任意に指定することができますが、いくつかの値はプログラム側で強制的にバリデーションを設定しているため、テンプレートにバリデーターを設定していなくても、バリデータのエラーが表示されます。

会員サインアップ(会員登録)フォームで何らかのエラーが起きた場合には以下のフィールド(項目)がバリデーションエラーとして表示されます。



フィールド(項目)名 オプション名 概要
name required ユーザーの名前が入力されていない場合に発生するエラー
mail required ユーザーのメールアドレスが入力されていない場合に発生するエラー
mail email ユーザーのメールアドレスの形式が間違っている場合に発生するエラー
mail doubleMail 入力されたメールアドレスで登録されたユーザーが既に存在する場合に発生するエラー
mail send 会員登録メールの送信に失敗した場合に発生するエラー
mail pseudoUserExists ユーザーのメールアドレスが仮登録ステータスのユーザーで利用されている場合に発生するエラー
pass required ユーザーのパスワードが入力されていない場合に発生するエラー
pass password ユーザーのパスワードがコンフィグで設定したパスワードポリシーに違反している場合に発生するエラー
retype_pass equalTo ユーザーのパスワード(確認用)が入力されたパスワードと一致しない場合に発生するエラー
code regex ユーザーコードが不正な形式である場合に発生するエラー
code doubleCode 入力されたコードで登録されたユーザーが既に存在する場合に発生するエラー
url url ユーザーのURLの形式が間違っている場合に発生するエラー
login isOperable コンフィグ > ログイン設定 > 会員登録機能のユーザー登録の外部申請が無効になっている場合に発生するエラー

自動返信メール

会員登録が成功した場合、登録ユーザー及び、管理者宛にメールが送信されます。登録ユーザーはメールに記載のURLからアカウントを有効化することができます。

会員登録時の自動返信メールはカスタマイズすることが可能です。メールテンプレートについては、コンフィグ > メール設定から変更することができます。


会員登録時の自動返信メールについての設定画面

会員登録時の自動返信メールについての設定画面

自動送信メールでは以下の変数が利用できます。



変数名 概要
uid 作成されたユーザーのユーザーIDです。
name 作成されたユーザーの名前です。
mail 作成されたユーザーのメールアドレスです。
code 作成されたユーザーのユーザーコードです。
url 作成されたユーザーのURLです。
subscribeUrl メールアドレスの有効性認証ための認証URLです。

上記の変数以外にもユーザーのカスタムフィールドとして登録したデータも自動返信メール内で変数として利用可能です。

メールアドレス認証なしで会員登録する

通常、会員登録は申請するとメールアドレス認証のためのURLが記載されたメールが届き、そのURLにアクセスすることで、メールアドレスの有効性が確認され、会員登録が完了します。

しかし、メールアドレス認証をせずに会員登録を完了させたい場面もあるかと思います。そのような場面に対応するため、コンフィグ > ログイン設定から会員登録機能から「メールアドレスの有効性確認」を無効にすることで、メールアドレス認証をせずに会員登録を完了できるようになります。


メールアドレス認証をしない設定を有効にする

メールアドレス認証をしない設定を有効にする

ログイン・会員機能の基本

この機能は Ver. 3.1 以上のバージョンから利用できます。


a-blog cms では、会員制サイトを作成するための会員機能が標準機能として搭載されています。SNSログインや2段階認証など、メールアドレス/ユーザーIDとパスワード以外でのログイン認証についても標準機能としてサポートされている他、パスワードポリシー設定などのセキュリティに関する設定も標準機能として提供されています。


また、管理者用のログインURLと会員用のログインURLを別々に設定できるため、セキュリティ的にも安全な会員制サイトを制作することができます。

主な機能としては以下のようなものがあげられます。

  • メールアドレスとパスワードによるサインイン認証
  • SNSアカウントによるサインイン認証
  • 2段階認証
  • メール認証サインイン機能
  • 会員サインアップ(会員登録)フォーム
  • メールアドレス認証機能
  • パスワードリセット機能
  • マイページ機能(プロフィール情報変更機能)
  • メールアドレス変更機能
  • パスワード変更機能
  • 退会機能
  • パスワードポリシー(パスワードのルール)の設定

公式テーマの一つである member テーマは、会員機能のカスタマイズ例として活用することができます。会員制サイトを制作する際は是非参考にしてください。

member テーマについてもっと知りたい方は memberテーマの使い方を御覧ください。


認証に関連するページとURLについて


管理者ログインページや、会員サインインページなど、認証に関連するページと、そのページがどのようなURLで表示されるかを説明します。



ページ 説明 デフォルトURL
管理ログインページ 管理ユーザーがログインするためのページです /login/
管理ユーザー用パスワード再設定ページ 管理ユーザーがパスワードを忘れた時、パスワードを再設定するページです /admin-reset-password/
管理ユーザー用パスワード再設定の認証ページ 管理ユーザーがパスワードを再設定するため、認証メールの送信を行うページです /admin-reset-password-auth/
管理ユーザー用2段階認証解除ページ 管理ユーザーがリカバリーコードにより、2段階認証を解除するページです /admin-tfa-recovery/
サインインページ 一般(会員ユーザー)がサインインするためのページです /signin/
会員登録ページ 一般(会員ユーザー)が会員登録するためのページです /signup/
一般(会員ユーザー)ユーザー用パスワード再設定ページ 一般(会員ユーザー)がパスワードを忘れた時、パスワードを再設定するページです /reset-password/
一般(会員ユーザー)ユーザー用パスワード再設定の認証ページ 一般(会員ユーザー)がパスワードを再設定するため、認証メールの送信を行うページです /reset-password-auth/
一般(会員ユーザー)ユーザー用2段階認証解除ページ 一般(会員ユーザー)ユーザーがリカバリーコードにより、2段階認証を解除するページです /tfa-recovery/
プロフィール更新ページ ログイン後、自身のプロフィールを変更するページです /mypage/update-profile/
メールアドレス変更ページ ログイン後、自身のメールアドレスを変更するページです /mypage/update-email/
パスワード変更ページ ログイン後、自身のパスワードを変更するページです /mypage/update-password/
2段階認証設定ページ ログイン後、2段階認証の設定を行うページです /mypage/update-tfa/
退会ページ 一般(会員ユーザー)が退会するページです /mypage/withdrawal/

以下のページはコンフィグの設定に関わらず、ページキャッシュ機能が無効になります。

  • プロフィール更新ページ
  • メールアドレス変更ページ
  • パスワード変更ページ
  • 2段階認証設定ページ
  • 退会ページ

認証に関連するページのURLを変更する


認証に関連するページのURLは config.server.php から変更することができます。



定数 説明 デフォルト値
LOGIN_SEGMENT 管理ログインページのパス login
ADMIN_RESET_PASSWORD_SEGMENT 管理ユーザー用パスワード再設定ページのパス admin-reset-password
ADMIN_RESET_PASSWORD_AUTH_SEGMENT 管理ユーザー用パスワード再設定の認証ページのパス admin-reset-password-auth
ADMIN_TFA_RECOVERY_SEGMENT 管理ユーザー用2段階認証解除ページのパス admin-tfa-recovery
SIGNIN_SEGMENT 一般サインインページのパス signin
SIGNUP_SEGMENT 会員登録ページのパス signup
RESET_PASSWORD_SEGMENT 一般ユーザー用パスワード再設定ページのパス reset-password
RESET_PASSWORD_AUTH_SEGMENT 一般ユーザー用パスワード再設定の認証ページのパス reset-password-auth
TFA_RECOVERY_SEGMENT 一般ユーザー用2段階認証解除ページのパス tfa-recovery
PROFILE_UPDATE_SEGMENT 自身のプロフィール変更ページのパス mypage/update-profile
PASSWORD_UPDATE_SEGMENT 自身のパスワード変更ページのパス mypage/update-password
EMAIL_UPDATE_SEGMENT 自身のメールアドレス変更ページのパス mypage/update-email
TFA_UPDATE_SEGMENT 自身の2段階認証設定ページのパス mypage/update-tfa
WITHDRAWAL_SEGMENT 自身の退会ページのパス mypage/withdrawal

config.server.php で設定した各ページのパスはグローバル変数として表示できます。

テンプレート上はグローバル変数でURLを表示することで、あとから設定を変更した場合でもテンプレートの修正が必要なくなり、変更に強いテンプレートを作成することができます。


管理ユーザーと一般(会員ユーザー)について


管理ユーザーと一般(会員ユーザー)をどのように分けているかについて説明いたします。

管理ユーザーは一般サインイン画面からログインはできず、管理ログイン画面からのみログインできます。一般(会員ユーザー)は管理ログイン画面からログインできず、一般サインイン画面からのみログインできます。

デフォルトの分け方は以下のように、読者権限のユーザーのみが一般(会員ユーザー)として扱われます。



タイプ ユーザー権限
管理ユーザー 管理者・編集者・投稿者
一般(会員ユーザー) 読者

投稿者を一般(会員ユーザー)として扱いたいなど、管理ユーザーと一般(会員ユーザー)の権限を変更したい場合は、管理画面 > コンフィグ > ログイン設定 の「基本設定」から「一般サインイン権限」で設定を変更することができます。


一般サインイン権限を設定する

一般サインイン権限を設定する


認証に関連するテンプレート

管理ログインページや会員登録ページなど認証に関連するテンプレートについて説明します。

管理ユーザー向けのテンプレート

管理ユーザー向けのテンプレートについて説明します。管理ユーザー向けのテンプレートのため基本的にカスタマイズが必要になることはありません。



パス 説明
_member-admin/login.html 管理ログインするためのテンプレート
_member-admin/reset-password.html 管理ユーザーのパスワード再設定のためのテンプレート
_member-admin/reset-password-auth.html 管理ユーザーのパスワード再設定リンク先のテンプレート
_member-admin/tfa-recovery.html 管理ユーザーが2段階認証を解除するためのテンプレート

会員ユーザー向けのテンプレート

会員ユーザー向けのテンプレートについて説明します。会員制サイトを制作する場合にカスタマイズするテンプレートになります。



パス 説明
_member/signin.html 会員サインインするためのテンプレート
_member/signup.html 会員登録するためのテンプレート
_member/reset-password.html 会員のパスワード再設定するためのテンプレート
_member/reset-password-auth.html 会員のパスワード再設定リンク先のテンプレート
_member/tfa-recovery.html 会員が2段階認証を解除するためのテンプレート
_member/update-email.html ログイン後、メールアドレスを更新するためのテンプレート
_member/update-password.html ログイン後、パスワードを更新するためのテンプレート
_member/update-profile.html ログイン後、ユーザー情報を更新するためのテンプレート
_member/update-tfa.html ログイン後、2段階認証を設定・解除するためのテンプレート
_member/withdrawal.html 会員ユーザーが退会するためのテンプレート

テンプレートのパスを変更する

管理ユーザー向けのテンプレート及び、会員ユーザー向けのテンプレートは、config.system.yaml または、使用しているテーマ直下のtemplate.yaml から変更することができます。

tpl_login: _member-admin/login.html
tpl_admin-reset-password: _member-admin/reset-password.html
tpl_admin-reset-password-auth: _member-admin/reset-password-auth.html
tpl_admin-tfa-recovery: _member-admin/tfa-recovery.html
tpl_signin: _member/signin.html
tpl_signup: _member/signup.html
tpl_reset-password: _member/reset-password.html
tpl_reset-password-auth: _member/reset-password-auth.html
tpl_tfa-recovery: _member/tfa-recovery.html
tpl_update-profile: _member/update-profile.html
tpl_update-password: _member/update-password.html
tpl_update-email: _member/update-email.html
tpl_update-fta: _member/update-tfa.html
tpl_withdrawal: _member/withdrawal.html

シークレットステータスのブログ・カテゴリーにアクセスしたときに表示されるログインページ

シークレットカテゴリやシークレットブログに設定しているページにアクセスした場合、通常、ログインページが表示されます。

このとき、管理ログインページと一般サインインページのどちらを表示させたいかはサイトの仕様によるため、コンフィグから管理ログインページと一般サインインページのどちらを表示させるかを設定できるようになっています。

管理ページ > コンフィグ > ログイン設定の「ログインページの指定」で行います。


ログインページの指定の設定

ログインページの指定の設定


一般的には、会員サイトであればデフォルト値である「一般サインイン画面」を設定するのがおすすめです。