a-blog cms Ver. 2.7.0 public β
a-blog cms Ver. 2.7.0 public β
a-blog cmsの次期バージョンであるa-blog cms Ver. 2.7.0のパブリックベータをダウンロード出来るようにしました。 このバージョンは開発版になりますので、運用中のサイトにはインストールしないで下さい。このバージョンはサポート対象ではありません。
php7
現状ライセンス発行のほうがphp7対応ができていませんので、開発ライセンスや正式ライセンスを使ってphp7で動かすことができません。パッケージに含まれるライセンスならphp7でも動かすことはできるようになっています。
ファイルをアップロードする
ファイルをアップロードするカスタムフィールドついて詳しく説明します。
以下で説明しているファイルのカスタムフィールドは、ソースコードの生成はカスタムフィールドメーカーで簡単に作成できます。
ファイルをアップロードするカスタムフィールドの作成
例)PDFファイルをアップロードするカスタムフィールド(フィールド名:pdffile)
<!-- BEGIN pdffile@path:veil --> <input type="hidden" name="pdffile@old" value="{pdffile@path}" /> <input type="hidden" name="pdffile@secret" value="{pdffile@secret}" /> <input type="hidden" name="pdffile@baseName" value="{pdffile@baseName}" /> <input type="hidden" name="pdffile@fileSize" value="{pdffile@fileSize}" /> <label for="input-checkbox-pdffile@edit"> <input type="checkbox" name="pdffile@edit" value="delete" id="input-checkbox-pdffile@edit" /> 削除 </label> <a href="%{HTTP_ARCHIVES_DIR}{pdffile@path}"><img src="/images/fileicon/pdf.gif" width="64" height="64" alt="zip" /></a><!-- END pdffile@path:veil --> <input type="file" name="pdffile" /> <input type="hidden" name="field[]" value="pdffile" /> <input type="hidden" name="pdffile:extension" value="file" /> <input type="hidden" name="pdffile@extension" value="pdf" /> <input type="hidden" name="pdffile@filename" value="pdf/example.pdf" />
各記述の説明
2行目:ファイルがアップロードされなかった場合に既存のアップロードされているファイルの情報を送信する記述【必須】
<input type="hidden" name="フィールド名@old" value="{フィールド名@path}" />
4行目:システムのファイル名を表示するための記述【任意】(v1.4.2から)
<input type="hidden" name="pdffile@baseName" value="{pdffile@baseName}" />
5行目:ファイルサイズを自動で取得するための記述【任意】(v1.4.2から)
<input type="hidden" name="pdffile@fileSize" value="{pdffile@fileSize}" />
7〜9行目:アップロードしてあるファイルを削除する記述【任意】
<label for="input-checkbox-フィールド名@edit"> <input type="checkbox" name="フィールド名@edit" value="delete" id="input-checkbox-フィールド名@edit" /> 削除 </label>
10行目:アップロードしたファイルのアイコンとリンク表示【必須】
<a href="%{HTTP_ARCHIVES_DIR}{フィールド名@path}"><img src="アイコンファイルのパス" width="64" height="64" alt="代替テキスト" /></a>
11行目:ファイルを入力する記述【必須】
<input type="file" name="フィールド名" />
12行目:カスタムフィールドであることの記述【必須】
<input type="hidden" name="field[]" value="フィールド名" />
13行目:通常のフィールドではなく、拡張フィールドであることの記述【必須】
<input type="hidden" name="フィールド名:extension" value="file" />
14行目:アップロードするファイルの拡張子を指定【任意】
value属性に拡張子を記述します。ここで指定した種類のファイルのみアップロードできます。拡張子は1つのみ指定可能です。
指定していない場合はコンフィグの設定が適用されます。
<input type="hidden" name="フィールド名@extension" value="pdf" />
拡張子を複数指定したい
拡張子を複数指定してユーザーに入力のヒントを提示したい場合は、HTMLのaccept属性を使用することを推奨しています。
以下の例では、.pdf、.docx、.docの拡張子を許可しています。ユーザーは指定された拡張子のファイルのみ選択できるようになります。
<input type="file" name="フィールド名" accept=".pdf,.docx,.doc" />
15行目:アップロードする場所とファイル名を指定【任意】
カスタムフィールドからアップロードされたファイルは、/archives/bid/内に格納されます。(その他の場所にはアップロードできません。)※@filenameは@baseNameと違い、ファイル名を指定することができます。
<input type="hidden" name="フィールド名@filename" value="アップロードするファイルのパス" />

PDFファイルをアップロードしたカスタムフィールド
ファイル名をランダムにするには
valueの値を空欄にすることでランダムになります
<input type="hidden" name="pdffile@filename" value="" />
ファイル名をアップロードされたファイル名のままにするには
valueの値を"@rawfilename"にすることでそのままになります
<input type="hidden" name="pdffile@filename" value="@rawfilename" />
カスタムフィールドでアップロードしたファイルを表示
例)「pdffile」というフィールド名でPDFファイルをアップロードした場合
<!-- BEGIN pdffile:veil --><a href="%{HTTP_ARCHIVES_DIR}{pdffile@path}"><img src="アイコンファイルのパス" width="64" height="64" alt="代替テキスト" /></a><!-- END pdffile:veil -->
Ver.2.7.0に向けた管理画面とテーマのWebアクセシビリティ対応
a-blog cms の管理画面、テーマ類のマークアップを担当しているアップルップルの森田です。現在、Ver.2.7.0のリリースに向けて管理画面のWebアクセシビリティ対応とテーマのWebアクセシビリティ対応を行っているので、今回は報告も兼ねてどのような対応をしているのか、一部抜粋してお伝えしたいと思います。
管理画面のWebアクセシビリティ対応については、まずはエントリー編集画面(ユニット)と動的フォーム編集画面の更新画面から対応していく方針です。Ver.2.7.0のβ版では未対応部分が多いですが、正式版リリースまでに対応を予定しています。
そして、テーマについては主にSite2016テーマ、Blog2016テーマをWebアクセシビリティに対応しています。Site2016テーマでは、サードパーティのWebサービスを除いたレベルAAの一部準拠の達成を目標としました。Simple2016、Bootstrap2016 については、Webアクセシビリティ対応をするとコードが複雑になってしまう可能性があるため、それぞれ a-blog cms の学習、 Bootstrap のコードの使いやすさに趣を置いてコードが複雑にならない程度に一部のマークアップの見直しを行いました。
Webアクセシビリティ対応とは?
Webアクセシビリティ対応とは、Webコンテンツをどんな環境でも情報にアクセス可能にする対応のことです。
急にマウスが使えなくなってしまったけれど、なんとか操作したいときにキーボード操作できるような代替の機能を用意しておく、というのがWebアクセシビリティ対応です。ほかにも、数年前まではPC専用サイトが多かったことに対して、最近ではスマートフォンでもWebサイトを閲覧しやすくなりました。Webコンテンツにアクセスしやすくなったので、これもWebアクセシビリティ対応の1つと言えるではないでしょうか。
たとえば、a-blog cms ではおなじみのユニット。こちらの削除ボタンは、以前まで全くアクセシビリティの確保ができていませんでした。