Ver. 2.5.1でのパフォーマンス検証

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Ver. 2.5.1でのパフォーマンス改善

08/10にリリースされたa-blog cms Ver. 2.5.1で、SQLのチューニングが行われ、大量の記事がある場合でもパフォーマンスがでるような改善が行われました。

今回はVer. 2.5.0.3と比較して、どのぐらい速くなったのか、パフォーマンスを出す上で気をつけるポイントなどをご紹介いたします。

Ver. 2.5.0.3との比較

以下の環境で測定。

  • エントリー 10万レコード
  • カテゴリー 500レコード
  • タグ 7万1千レコード
  • カスタムフィールド 111万レコード
  • site2015テーマのトップページ、一覧ページ、詳細ページで計測
  • キャッシュをOFFで計測
  • ベンチマークモードでのPROCCESS TIMEで計測
Ver. 2.5.0.3Ver. 2.5.1
トップページ1.7852s0.3947s
一覧ページ(お知らせ一覧)3.4677s0.8476s
詳細ページ(お知らせ詳細)2.6986s0.5722s

データ量、テンプレートの作り方、使われているモジュール、設定によって速度は変わってきますが、site2015テーマの場合、おおよそ4倍以上速くなっている事がわかります。

課題

今回のバージョンアップで全体的に速くなりましたが、現状まだ以下の箇所がパフォーマンスがあまりよくありません。

  • Entry_Body, Summary系モジュールでのページャー機能
  • 大量のタグがある場合のTag_Cloud, Entry_TagRelationalモジュール
  • カテゴリーが大量にある場合のCategory_Listによるカテゴリー全件表示

対策

Entry_BodyやSummary系モジュールでページャーを利用していない場合は、モジュール設定よりページャーを表示しない設定にして頂くことでパフォーマンスがよくなります。

カテゴリーリストや、タグ系のモジュールであまり遅いようならパブリッシュ機能を利用して静的に書き出きだしてご対応ください。

今後の対応ですが、下位互換性をもたせてパフォーマンスを上げることが難しい為、 今後のバージョンで新しいモジュールとして対応する事を検討しています。

また、次期バージョンではテンプレートファイルのキャッシュ機能を考えていますので、パフォーマンスが更によくなると思います。ご期待ください。

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