AIプラグイン(拡張アプリ)Ver 1.1.0 リリース
a-blog cms の AI拡張アプリが v1.1.0 になりました。
v1.0.0 では a-blog cms のパートナー様のみに提供していましたが、v1.1.0 からは Professional / Enterpriseライセンス で提供することとなりました。
v1.0.0 は「エントリー編集画面でユニットからタイトル・タグを生成する」という機能に絞ったリリースでしたが、AIアシスタント機能を追加して生成系の使い道を一気に広げました。あわせて、サーバー側の OpenAI 連携をResponses API ベースに全面的に作り直しています。
v1.0.0 → v1.1.0 の変更点まとめ
機能面
AIアシスタント機能を新規追加
ライトエディタの「AI」ボタンが「AIアシスタント」ボタンに変更され、編集中のテキストを文脈にして校正・要約・翻訳・書き直しを対話的に依頼できるようになりました。
<acms-ai-assistant-button>という Web Component を追加し、テンプレートの好きな場所(カスタムフィールド含む)に AI ボタンを置けるようになりました。今回いちばんの目玉です。
サーバー側のアーキテクチャ刷新
OpenAI API を Chat Completions → Responses API へ全面移行
v1.0.0 は
https://api.openai.com/v1/chat/completionsを直接叩いていました。v1.1.0 ではServices/AI/Endpoints/ResponsesClient.php/StreamingResponsesClient.phpを新設し、Responses API(会話コンテキスト引き継ぎ・ストリーミング)に統一しています。サポートモデルを刷新
gpt-5.4 / gpt-5.4-pro / gpt-5.4-mini / gpt-5.4-nano
UI・動作環境
a-blog cms 3.2.x / PHP 8.1–8.4
Professional / Enterprise ライセンス専用である点も明記
AIアシストボタン Web Component
v1.1.0 で一番のおすすめが、この AIアシスタントボタン です。
これまで AI が使えるのは「タイトル欄」「タグ欄」といった決まった場所だけでした。でも実際の運用では、「この商品紹介フィールドの文章を英語にもしたい」「概要欄をAIに要約してもらいたい」といったように、サイトごとに AI を使いたい場所はバラバラ です。
v1.1.0 では、テンプレートに次の1行を書くだけで、その場に AIボタンを設置できます。
<acms-ai-assistant-button target="#body">
<button type="button" class="acms-admin-btn">AIアシスタントを開く</button>
</acms-ai-assistant-button>target に、AI に読み取ってほしい入力欄(textarea)を指定するだけ。JavaScript を書く必要はありません。 ボタンを押すと画面右側にチャットが開き、その欄の内容をふまえて「もっと丁寧に書き直して」「3行に要約して」のように自由に頼めます。
ボタンの見た目は、a-blog cms の管理画面ボタン(acms-admin-btn)のクラスをそのまま付けられるので、最初から管理画面に溶け込んだデザイン になります。もちろん独自のクラスや CSS を当てて、好きな見た目にすることもできます。
<acms-ai-assistant-button target="#body">
AIアシスタントを開く
</acms-ai-assistant-button>
よく使う設定例
実際に役立つ書き方をいくつか紹介します。
最初のひと言を決めておく
`prompt` を指定しておくと、ボタンを押した瞬間にその指示が送られます。「英訳ボタン」のように用途を固定したいときに便利です。
<acms-ai-assistant-button
target="#body"
prompt="英語に翻訳してください。"
>
<button type="button" class="acms-admin-btn">英訳する</button>
</acms-ai-assistant-button>結果を別の欄に入れる
insert-target を使うと、読み取る欄と、結果を入れる欄を分けられます。たとえば「本文を要約してタイトル欄に入れる」といった使い方ができます。
<acms-ai-assistant-button
target="#body"
insert-target="#title"
prompt="本文を30文字以内のタイトルにしてください。"
>
<button type="button" class="acms-admin-btn">本文からタイトルを作る</button>
</acms-ai-assistant-button>チャットを開かず、ワンタッチで処理する「サイレントモード」
「誤字脱字を直すだけ」「英訳して入れるだけ」のような、毎回同じ処理をしたいだけ のときは、わざわざチャットを開いて会話するのは手間です。
そんなときは drawer-use="false" を付けると、チャット画面を出さずに、ボタンを押した瞬間に処理して結果を入力欄へ反映 します。担当者は中身を意識せず、ボタンを押すだけで済みます。
<acms-ai-assistant-button
target="#body"
prompt="誤字脱字を修正してください。"
drawer-use="false"
>
<button type="button" class="acms-admin-btn">自動校正する</button>
</acms-ai-assistant-button>
ここでひとつコツがあります。サイレントモードでは、AI の返答から「入力欄に入れるべき本文だけ」を自動で取り出す必要があります。そのため、prompt の最後に「修正後のテキストを <correction></correction> タグで囲んで返してください。」と書き添えておく と、結果が安定します。もし思ったように動かないときは、この一文を足してみてください。
入れた結果は「元に戻す」で取り消せます
AI が入力欄に入れたテキストは、ブラウザの 「元に戻す」(Ctrl+Z / Cmd+Z)でちゃんと取り消せます。「思っていたのと違った」というときも、いつもどおりキーを押せば元の文章に戻るので、安心して試せます。
使う上での注意点
運用でつまずきやすいポイントをまとめました。
ライセンス
本アプリは Professional / Enterprise ライセンス専用 です。スタンダードライセンスでの利用はライセンス違反になります。
モデルが選択肢に出てこないとき
OpenAI の API キー側でモデルが制限 されていると、使いたいモデルが管理画面に出てきません。OpenAI 側のキー設定を確認してください。
設定したキーやモデルは config として保存され、キャッシュされます。うまく反映されないときは、ダッシュボードから コンフィグキャッシュをクリア してください。
サイレントモードの結果が安定しないとき
promptの最後に「修正後のテキストを <correction></correction> タグで囲んで返してください。」と書き添えてください 。
生成しただけでは保存されません
タイトルもタグも、AIアシスタントの結果も、エントリーを保存するまでは確定しません。保存を忘れないようにしてください。
動作環境
a-blog cms: Ver. 3.2.x
PHP: 8.1 – 8.4
サポートモデル: gpt-5.4 / gpt-5.4-pro / gpt-5.4-mini / gpt-5.4-nano
まとめ
v1.1.0 のいちばんの変化は、AI を「決められた場所」から「サイトに合わせて好きな場所」で使えるようにした ことです。<acms-ai-assistant-button> を書くだけで、カスタムフィールドでも何でも AI ボタンを設置できる。チャットで相談しながら整えるのも、ボタンひとつでサッと処理するのも自由自在です。タイトル・タグ生成も裏側が安定し、回答もリアルタイムに見えるようになりました。
ぜひテンプレートに <acms-ai-assistant-button> を仕込んで、自分たちの運用に合った AI 活用を試してみてください。
ダウンロード: AI.zip(最新版)
