次のバージョンでは位置情報を利用した近い順表示が可能なモジュールが搭載されるか
8月9日の「a-blog cms の勉強会」で、次のバージョンに予定されている機能の紹介が2つありました。この事について少しブログ上でも紹介して共有しておきたいと思います。まずは「位置情報」についての話になります。
世間では GPS を活用した位置情報を扱う「ポケモンGO」が人気ですね。また、Google が検索する際にも、位置情報から検索結果が違って出てくる便利な世の中です。しかし、残念ながら私たち(Web制作者)が作っているWebサイトでは、今いる場所から近い順で紹介してくれるサイトは、殆どありません。
これまでも、a-blog cms の siteテーマには物件情報というサンプルのコンテンツがあり、そこには緯度経度の情報が保存されていました。しかし、このデータは文字列としてカスタムフィールドに保存されているもので、この情報を元に近くのデータを検索するのは難しい状況でした。
そこで緯度経度を専用のテーブルに保存して管理ができるようにし、新しいバージョンでは簡単に位置情報を扱う事ができるようにしたいと考えています。
今のところ用意できているのは写真にもあるように「エントリー位置リスト Entry_GeoList 」というもののようです。
写真がボケてますが、ここでは表示件数・検索半径(km)・緯度経度の指定方法を設定しています。最終的にはサマリー Entry_Summary と同等の設定ができるようになるのではないかと思います。
緯度経度の情報を持っているエントリーの詳細ページのサブカラムのアップの写真です。この表示しているエントリーの緯度経度情報から近い順でエントリーリストを表示させています。今の段階では、あるエントリーからの近いエントリーを表示させるという事で、「この店舗の近くにある関連店舗のリスト」というものが表示できるようになっています。
今後は、今いる位置からの情報でリスト表示できるようにしたり、JavaScript を利用して表示するようなものを用意したりする予定です。まだ、プロトタイプの用意という段階という事で、今後、仕様がコロコロと変更になる可能性もありますし、標準機能に組み込まれなくなることもあるかもしれませんが、今の段階での情報になります。