さくらインターネットのFreeBSDアップデートに伴う対応について

さくらのレンタルサーバにて、FreeBSDのアップデートメンテナンスの作業実施がアナウンスされております。

a-blog cms Ver. 1.x - Ver.2.x を設置しており、かつ一部のさくらのレンタルサーバをお使いの場合、サイトが閲覧できなくなる恐れがあります。

対象のサーバーID やFreeBSDのアップデートに関する詳しいお知らせは、さくらのレンタルサーバの以下のお知らせをご覧ください。



この記事では、発生する問題の詳しい内容と対応方法についてお知らせいたします。

発生する問題について

FreeBSDのアップデートに伴いOSのバージョンが9.x系から13.x系へ変更された時点で、a-blog cms を設置したサイトの閲覧ができなくなります。

対象サイト

以下の条件どちらにも当てはまる場合、問題が発生する可能性がございます。

問題の背景

さくらインターネットのレンタルサーバにて、現在サーバーOSのアップデートが順次行われています。メンテナンスの対象であった場合、FreeBSD のバージョンが9.x系のサーバーが 13.x系へ変更されます。契約時期によっては FreeBSD 11 の場合もあり、その場合には今回のメンテナンスの対象外となります。

対応方法 その1

サーバーが切り替わった後に ionCube Loader の手動バージョンアップをしてください。 切り替え前にバージョンアップ作業を行うとサイトが表示されなくなりますので、切り替え後に作業を行ってください。 さくらインターネットのアップデートによりレンタルサーバにおける FreeBSD は 13.x系へ変更されますが、ionCube Loader は「FreeBSD 11 64bits」にて動作するとのことです。

  1. Loader Download - PHP Encoder, protection, installer and performance tools from ionCube より FreeBSD 11 (64 bits) をダウンロードします。
  2. ご利用のサーバーに FTP して ioncube フォルダを上書きします。

※ 今回は php のバージョンの変更はありませんので、php.ini の変更はありません。

対応方法 その2

その1 では、サーバーの切り替えに気が付くまで必ず表示されない時ができてしまいます。 表示されないトラブルを避けるためには a-blog cms のバージョンアップを行い 3.0.x のバージョンにすることで ionCube Loader に依存しないことになり環境の変化によってサイトが見れなくなることが無くなります。

アップデートについてはドキュメントの「アップデート」をご覧ください。

対応方法 その3

ご自身で対応がうまくいかない場合には、有償で作業を弊社で代行も行えますので、お問い合わせフォーム よりご依頼ください

サイトを静的書き出しする [プロフェッショナル以上]

静的書き出し

静的書き出し


プロフェッショナル版以上になりますが、ブログ単位でブログ全体を静的に書き出すことが出来ます。

基本仕様

  • ブログ単位による書き出し
  • バッググラウンドでの書き出し(並列処理)
  • パスの書き換え(テンプレート、CSSにあるパスとドメインを設定に沿って書き換えます)

書き出し範囲

  • ブログトップ
  • カテゴリートップ
  • カテゴリー一覧
  • エントリー詳細
  • カテゴリー一覧の2ページ以降
  • カテゴリーのアーカイブ(年月)一覧

変更されるURL

  • CMSで表示 -> /page/2/
  • 静的表示 -> /page2.html

設定

静的書き出しの設定は、 管理画面 > 静的書き出し の 設定で行います。

同時ページ生成数

並列に書き出すページ数の指定です。数値を大きくすると書き出しスピードが上がりますが、大きすぎるとサーバーに負荷がかかり遅くなる可能性があります。

書き出し先ドキュメントルート

書き出し先のドキュメントルートを指定します。webサーバーのドキュメントルートを設定してください。

オフセットディレクトリ

ドキュメントルート直下ではなく、ディレクトリの中に設置したい場合は設定します。

書き出し先ドメイン

書き出し先のドメインを指定します。実行したCMSのドメインと違う場合でも設定できます。

ページ書き出しカテゴリー

2ページ以降を用意するカテゴリーを指定します。MAXページ はページ数を限定します。

アーカイブ書き出しカテゴリー

年月のアーカイブリストを作成するカテゴリーを指定します。 開始月 を指定することにより、その月から最新までを書き出します。 月ごとのページ数は MAXページ で設定します。

カスタムフィールドグループのデータをCSVインポートする

弊社アップルップルの学生インターンの課題として、a-blog cms のカスタムフィールドグループ の値を CSV でインポートする機能 があり、 a-blog cms LIVE Vol.01 でインターンの @ryoseiyamano に発表して頂きました。

a-blog cms LIVEでもご紹介させていただきましたが、実装方法をこの記事でご案内いたします。

ダウンロード方法

作られたものは github の https://github.com/appleple/cfg-csv に公開されています。以下のボタンから一式をダウンロードすることができます。

ダウンロード

src フォルダ内のファイルの説明



csvImport.js CSVインポート用の JavaScript
csvDownload.js CSVダウンロード用の JavaScript
csvImport.css 追加ボタンの横にボタンのみ表示させるためのCSS

設置方法

設置場所は自由ですが、field.html と同じディレクトリであれば以下のように書くだけで「CSVアップロード」ボタンが表示されるようになります。

インポートだけではなくCSVをダウンロードする機能も必要であれば、合わせて csvDownload.js も読み込んでください。

<script src="csvImport.js"></script>
<link rel="stylesheet" href="csvImport.css">

CSVアップロードボタンが表示された様子

利用方法

  1. アップロードするCSV ファイルを用意してください。データは、 1行目にカスタムフィールドの name をカンマ区切りで設定し、2行目以降は1行目に対応するデータを記入してください。
  2. CSVアップロードボタンから、作成したCSVファイルを選択してアップロードしてください。