Shoping Cart拡張アプリ アップデートのお知らせ 2024年9月
この記事では、ShoppingCart 拡張アプリ について、2024年9月10日にリリースした Ver. 2.2.5 の内容について紹介いたします。
現在お困りの問題に該当する項目がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。
Ver. 2.2.5 のリリースノート
Fixed
- build: 依存関係をアップデート
- fix: Ver. 2.2.2 より、一時キャッシュのドライバー設定が memory 以外になっている場合、他のユーザーのカートの情報が表示されてしまう可能性がある問題の修正
- fix(theme): メールテンプレート及び確認画面で、address3 や deliver-address3 が表示されない箇所が存在する問題の修正
主なリリースノート内容
ShoppingCart 拡張アプリ Ver. 2.2.5 の内容について一部紹介いたします。
Ver. 2.2.2 より、一時キャッシュのドライバー設定が memory 以外になっている場合、他のユーザーのカートの情報が表示されてしまう可能性がある問題の修正
Ver. 2.2.2 以上のShoppingCart をご利用の場合、キャッシュ機能で一時キャッシュのドライバー設定が memory 以外になっていると、他のユーザーのカートの情報が表示されてしまう可能性がある問題を修正いたしました。
Ver. 2.2.2 よりカートの情報を一時キャッシュを利用して1リクエスト内で2回目以降のカートの情報を取得する場合には、キャッシュからデータを取得することでパフォーマンスを向上させていました。
一時キャッシュのデフォルトのキャッシュドライバーは「memory」で、キャッシュの有効期限は同一リクエスト内となるため、問題になることは少ないですが、万が一、キャッシュドライバーを「memory」以外の値に変更した場合や、CMS側で一時キャッシュのデフォルト設定が「memory」以外に変更される可能性があることをを踏まえ、修正を行いました。
最後に
該当する問題がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。また、迅速にご報告いただいたユーザーの皆さま、誠にありがとうございました。
今後もご報告いただいた内容に対して真摯に受け止め修正と改善を行ってまいります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ロールオーバー
a-blog cmsでは、画像をロールオーバーする(hover時の画像切り替え)設定が標準で実装されています。(v1.2.1より)マウスカーソルを画像にhoverしたとき、画像ファイルの名前が自動で切り替わることでロールオーバーが実現できます。Webサイトのナビゲーション画像を切り替える場合などに利用できます。
デモ

デフォルトの設定
この機能の設定は、/js/config.jsの以下の箇所にあります。設定を変更する場合は、適用しているテーマ内にJavaScriptファイルを別途作成してください。詳しくは「組み込みJSについて:設定を編集する」を参照してください。
rolloverImgMark : 'img.js-rollover, img.imgover',
rolloverImgSuffix : '_o',
rolloverImgMark | ロールオーバーを適用させるセレクタを指定します。 |
---|---|
rolloverImgSuffix | ロールオーバー時に表示する画像ファイル名の末尾に付与される接尾辞です。 |
設定のカスタマイズ
config.jsのデフォルトの設定からカスタマイズする場合、JSファイルに下記のように記述します。
ACMS.Ready(function(){
ACMS.Config.rolloverImgMark = 'img.js-sample-rollover, img.js-sample-imgover';
ACMS.Config.rolloverImgSuffix = '_sample'
});
使い方
config.jsで指定した要素・属性をHTMLに記述します。
例)rolloverImgMarkを「img.js-rollover」、rolloverImgSuffixを「_o」と指定した場合
通常時(テンプレートに記述するソース):
<img src="xxx.gif" alt="xxx" width="100" height="15" class="js-rollover" />
ロールオーバー時(表示画面上でのソース):
<img src="xxx_o.gif" alt="xxx" width="100" height="15" class="js-rollover" />
Ver. 3.1.23 リリースのお知らせ
この記事では、2024年9月18日にリリースした Ver. 3.1.23 及び、Ver. 3.0.39、Ver. 2.11.68、Ver. 2.10.57 の修正内容について紹介いたします。
現在お困りの問題に該当する項目がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。
Ver. 3.1.23 リリースノート
変更点
- CMS-6914 エントリーサマリー系モジュールのメイン画像部分に{utid}変数(ユニットID)を追加 & メディアユニットに {(image|svg|file)_uiid} 変数を追加
修正点
- CMS-6896 acms-base.css, acms-fonts.css, acms-field.scss を廃止
- CMS-6897 Category_EntrySummaryモジュールで、フィールド絞りこみをし、エントリーの表示順をフィールド順にするとエラーが出て表示されない問題を修正
- CMS-6898 会員登録時に、ブログに同一メールアドレスのユーザーが存在する場合、PHPエラーが発生する問題の修正
- CMS-6900 Ver. 3.1.14 より、regex, email, dates, times のバリデーターが正常に動作しない問題の修正
- CMS-6899 会員登録フォームで確認画面を利用しないカスタマイズを行い、バリデーションエラーが発生した場合、PHPエラーが発生する問題の修正
- CMS-6575 会員アップデート時に指定してないユーザーのデータは更新しないように修正
- CMS-6901 メディアアップロード時のPDFサムネイル画像生成機能が safari 17.4.1 で動作していない問題の修正
- CMS-6738 Touch_Session 系のタッチモジュールが、バージョンIDが指定されているページで正常に判定されない問題の修正
- CMS-6907 Ver. 3.1.12以降でレイアウト機能で保存するとレイアウトデータが消えてしまう問題を修正
- CMS-6911 MEDIA_STORAGE_DIRを絶対パスを指定するとエクスポート・インポート機能が正しく動作しない問題を修正
- CMS-6912 メールアドレス変更時の認証メールの設定がyaml設定のみで管理画面にない問題を修正
- CMS-6913 memberテーマのパスワード再設定テンプレートで「notSuccessful」ブロックの使い方を間違えていた問題を修正 & 新規に「emailAuthSuccess」ブロックを追加
Ver. 3.0.39 リリースノート
修正点
- CMS-6902 メディアアップロード時のPDFサムネイル画像生成機能が safari 17.4.1 で動作していない問題の修正
- CMS-6908 Ver. 3.0.32 以降でレイアウト機能で保存するとレイアウトデータが消えてしまう問題を修正
Ver. 2.11.68 リリースノート
修正点
- CMS-6903 メディアアップロード時のPDFサムネイル画像生成機能が safari 17.4.1 で動作していない問題の修正
- CMS-6909 Ver. 2.11.61 以降でレイアウト機能で保存するとレイアウトデータが消えてしまう問題を修正
Ver. 2.10.57 リリースノート
修正点
- CMS-6910 Ver. 2.10.53 以降でレイアウト機能で保存するとレイアウトデータが消えてしまう問題を修正
主なリリースノートの詳細な内容
CMS-6914 エントリーサマリー系モジュールのメイン画像部分に{utid}変数(ユニットID)を追加 & メディアユニットに {(image|svg|file)_uiid} 変数を追加
画像ユニットとメディアユニットの画像部分にユニットIDを変数で出力できるように改善しました。
変数表はこちらをご覧ください。
https://developer.a-blogcms.jp/document/acms-code/vars/Entry_Body.html?cache=off
改善理由
まだ一部のブラウザにはなりますが、「View Transitions API」で、連続性のある画面遷移アニメーションを実現するために クラスにユニークな値をつける必要があったため、改善いたしました。
メディアユニットのテンプレート
<!-- BEGIN unit#media --> @section(media-unit) <!-- media --> <div class="column-media-{align}{display_size_class}"{display_size}[raw]><!-- BEGIN type#image --><!-- BEGIN link#front --> <a href="{url}" {viewer}[raw] data-group="{link_eid}"><!-- END link#front --> <img class="js-lazy-load columnImage unit-id-{image_utid}" data-src="%{HTTP_ROOT}{path}[resizeImg({resizeWidth})]" width="{x}" height="{y}" alt="{alt}" > <!-- BEGIN link#rear --> </a><!-- END link#rear --><!-- BEGIN_IF [{caption}[delnl]/nem] --> <p class="caption">{caption}[raw|nl2br]</p><!-- END_IF --> <!-- END type#image --><!-- BEGIN type#svg --><!-- BEGIN link#front --> <a href="{url}" {viewer}[raw] data-group="{link_eid}"><!-- END link#front --> <img class="js-lazy-load columnImage unit-id-{svg_utid}" data-src="%{HTTP_ROOT}{path}" alt="{alt}" width="{x}" height="{y}" ><!-- BEGIN link#rear --> </a><!-- END link#rear --><!-- BEGIN_IF [{caption}[delnl]/nem] --> <p class="caption">{caption}[raw|nl2br]</p><!-- END_IF --> <!-- END type#svg --><!-- BEGIN type#file --> <a href="{url}" target="_blank" class="js-link_no_rewrite"><!-- BEGIN_IF [{thumbnail}/nem/_and_/{use_icon}/neq/yes] --> <img class="column-pdf-image unit-id-{file_utid}" src="%{MEDIA_ARCHIVES_DIR}{thumbnail}" alt="{alt}"> <!-- ELSE --> <img class="columnIcon" src="%{HTTP_ROOT}{icon}" alt="{alt}" width="{x}" height="{y}"> <!-- END_IF --> </a> <!-- BEGIN_IF [{caption}[delnl]/nem] --> <p class="caption">{caption}[raw|nl2br]</p><!-- END_IF --><!-- END type#file --> </div> @endsection <!-- END unit#media -->
次のクラスが追加されています。
- unit-id-{image_utid}
- unit-id-{svg_utid}
- unit-id-{file_utid}
CMS-6912 メールアドレス変更時の認証メールの設定がyaml設定のみで管理画面にない問題を修正
会員サイトなどで、会員自身がメールアドレス変更を変更するときに、送信されるメールについての設定が管理画面になかったため、 設定漏れによって送信元アドレスがデフォルト値のままになってしまう可能性が高い問題を修正いたしました。
今までも、private/config.system.yaml で設定はできたのですが、設定がわかりずらいため、他メール設定同様に管理画面に設定を用意しました。
CMS-6913 memberテーマのパスワード再設定テンプレートで「notSuccessful」ブロックの使い方を間違えていた問題を修正 & 新規に「emailAuthSuccess」ブロックを追加
「member」テーマのパスワード再設定テンプレートの変数の使い方が間違っていたので、テンプレートを修正し正しく動作するように修正しました。 また期待する動作を実現するために、新規に「emailAuthSuccess」ブロックを追加しました。
変数名 | 修正前の間違った使い方 | 正しい使い方 |
---|---|---|
notSuccessful | パスワード変更完了以外の状態だった場合に表示することを期待 | 入力間違いや不正な認証URLだった場合に表示 |
emailAuthSuccess | 認証URLが正しい場合に表示 |
CMS-6907 レイアウト機能で保存するとレイアウトデータが消えてしまう問題を修正
下記バージョンで、レイアウト機能を保存すると、レイアウトデータが消えて保存されてしまう問題を修正しました。
マイナーバージョン | 再現するバージョン | 修正バージョン |
---|---|---|
Ver. 2.10 系 | Ver. 2.10.53 〜 Ver. 2.10.56 | Ver. 2.10.57 |
Ver. 2.11 系 | Ver. 2.11.61 〜 Ver. 2.11.67 | Ver. 2.11.68 |
Ver. 3.0 系 | Ver. 3.0.32 〜 Ver. 3.0.38 | Ver. 3.0.39 |
Ver. 3.1 系 | Ver. 3.1.12 〜 Ver. 3.1.22 | Ver. 3.1.23 |
CMS-6901 メディアアップロード時のPDFサムネイル画像生成機能が safari 17.4.1 で動作していない問題の修正
仕様しているJavaScriptライブラリの影響で、PDFのサムネイル生成機能が Safari 17.4.1 で動作していない問題を修正しました。
最後に
該当する問題がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。
また、迅速にご報告いただいたユーザーの皆さま、誠にありがとうございました。
今後もご報告いただいた内容に対して真摯に受け止め修正と改善を行ってまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。