Ver. 3.1.5 リリースのお知らせ
この記事では、2023年11月06日にリリースした Ver. 3.1.5 の修正内容について紹介いたします。
現在お困りの問題に該当する項目がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。
Ver. 3.1.5 リリースノート
- CMS-6583 監査ログの連続通知を抑制する機能を追加
- CMS-6546 タイトルをクリックしてのダイレクト編集ポップアップがすぐ閉じてしまい編集できない場合がある問題を修正
- CMS-6545 メディアのファイル名にスペースが入っているとパスが切れてしまう問題を修正
- CMS-6549 管理ページ上でテンプレート指定しているコンバーターが動作していない問題の修正
- CMS-6553 メディアファイル名がマルチバイトだと校正オプションの「imageRatioSizeH」と「imageRatioSizeW」が正常に動作しない問題を修正
- CMS-6547 WordPressインポート手順の文言を修正
- CMS-6555 メディアのドロップエリアでファイル選択ダイアログからファイルを選択した場合、再度ファイル選択ダイアログの表示ができない問題の修正
- CMS-6556 利用可能なキャッシュドライバーが見つからなかった場合の監査ログの文言を改善
- CMS-6559 データベースアップデートが失敗した場合、PHPエラーが発生する問題の修正
- CMS-6561 Navigation モジュールで項目を削除時のアラート文言を修正
- CMS-6551 並列承認で承認機能を利用している場合、承認申請時のボタンテキストが「承認する」となっている問題の修正
- CMS-6567 インクルード第2引数の変数指定で、キーがあり値が空の場合、デフォルト値が表示されない問題を修正
- CMS-6568 Webhook 機能でフォームの送信イベント時にPHPエラーが発生する問題の修正
- CMS-6571 Webhook 一覧ページのドロップダウンメニューが画面からはみ出る問題の修正
- CMS-6573 メールアドレス変更フォームで、メールアドレスを未入力で送信するとPHPエラーが発生する問題の修正
- CMS-6574 会員アイコン削除後の画面でデフォルトのアイコン画像が表示されない問題の修正
- CMS-6577 パスワード強度チェッカーのメーター要素の不具合を修正
- CMS-6581 エントリーの新規作成に失敗した場合、保存ボタンが表示される問題の修正
- CMS-6582 デフォルト会員関連の「読者」を「会員」に統一、パスワードリセットタイトル修正
- CMS-6580 ユニットが空の場合、環境によってPHPエラーが出る問題を修正
- CMS-6557 監査ログのクリップボードにコピー機能が動作していない問題を修正
- CMS-6584 config.system.yamlのデフォルト値でIPアドレスによる権限制限をしている場合、設定値が読み込まれない問題を修正
主なリリースノートの詳細な内容
CMS-6583 監査ログの連続通知を抑制する機能を追加
Ver. 3.1.0で追加された監査ログ機能には、重大なエラーが発生した時にメールで通知する機能がついています。
重大な問題に早く気が付くための便利な機能ですが、アクセスするごとに重大なエラーが発生する状態の場合に、大量の通知メールが届いてしまい迷惑な状態になってしまっていました。 そこでVer. 3.1.5 の修正で、設定された時間の間に、設定された数の通知を超えた時、一時的に通知を止める機能を用意しました。
設定値変更
設定は「.env」で行います。特に設定されていなくてもデフォルトの設定で有効になっております。
デフォルト設定は、3分間に10回通知があったら、60分間通知を止める設定になっています。
項目名 | 説明 | デフォルト値 |
---|---|---|
ALERT_COUNT_TO_PAUSE | エラー通知を一時停止するアラート回数を指定します(回) | 10 |
ALERT_COUNT_PER_MINUTE | エラー通知を一時停止するカウント範囲時間を指定します(分) | 3 |
ALERT_PAUSE_TIME | エラー通知を一時停止する時間を指定します(分) | 60 |
「ALERT_COUNT_PER_MINUTE」分間の間に「ALERT_COUNT_TO_PAUSE」回以上アラートが発生した場合、「ALERT_PAUSE_TIME」分間通知を止める
CMS-6545 メディアのファイル名にスペースが入っているとパスが切れてしまう問題を修正
メディアファイルで、ファイル名に「スペース」が入っている場合、リンク切れを起こしてしまい、正常に画像を表示ができない状態でした。 Ver. 3.1.5 で、ファイル名にスペースが入っている状態でも、リンクが切れないように修正いたしました。
CMS-6567 インクルード第2引数の変数指定で、キーがあり値が空の場合、デフォルト値が表示されない問題を修正
Ver. 2.8.0 よりインクルード文で引数に変数を渡せるようになりましたが、デフォルト値の表示に問題がありました。
読み込み元
@include("/path/to/file", {"key": "value"})
読み込み先
<p>{{key}}</p>
この時、指定した引数が空だった場合、デフォルト値も指定できるようになっております。
デフォルト値
変数が空だったり引数として渡されなかった場合に、デフォルト値を設定できるようになっています。 |(パイプ)で区切り、default(" ") で定義できます。
{{key | default("デフォルト値")}}
この時、以下のように引数指定がない場合は、デフォルト値が適応されるのですが、キーはあるが、値が空だった場合は、デフォルト値ではなく、空として処理されていました。
デフォルト値が表示される場合
@include("/path/to/file")
デフォルト値が表示されない場合
@include("/path/to/file", {"key": ""})
今回、空文字の指定だった場合でも、デフォルト値が表示されるように修正いたしました。
最後に
該当する問題がありましたら、お早めにバージョンアップのご検討をお願いいたします。
また、迅速にご報告いただいたユーザーの皆さま、誠にありがとうございました。
今後もご報告いただいた内容に対して真摯に受け止め修正と改善を行ってまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。