Ver 2.10 メディア管理機能の進化について

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今回の Ver. 2.10 でイチオシの機能は、この メディア管理 の機能でしょう。

メディア管理 は5年前にリリースされた Ver. 2.0 ではじめて実装されました。インストールした直後の初期設定では、オフであったこともあり長い間、日の目を見ることがありませんでした。基本的には、画像を再利用する際に、メディア機能 を利用すると便利だというところで弊社の案件では、ほとんど利用されていることは無かった機能でした。

これが、今回の Ver. 2.10 で メディア管理機能 がアップデートされ メディアユニット画像ユニットファイルユニット のかわりに メディアを意識せずに利用できるように なりました。




今回の各種メディア関連機能について

詳しくは個別の記事に分けて紹介する予定でいますが、今回は メディア を利用する以下の3点が機能アップや新規追加になっています。

  • メディアユニット バージョンアップ
  • メディア カスタムフィールド 新規追加
  • メディアバナーモジュール 新規追加

今回のバージョンでは間に合いませんでしたが、 メディアリストモジュール というのも予定されており、すでに開発も進んでおりますが 2.11.0 でのリリースとなる予定です。

現在、扱うことができるメディア

実際には、扱うことができるメディアについては増えておらずファイルタイプとしては 画像ファイル ということになります。

画像

画像については JPG / PNG / GIF が対象となります。メディアとしてアップロードする際に自動的にリサイズされるようになっており、最大サイズはコンフィグのエントリー編集設定のイメージサイズの拡大表示時の最大サイズで設定が行われます。

ファイル

ファイルについては、コンフィグのエントリー編集設定にあるアップロード許可ファイル拡張子設定で記述してあるものが対象になります。



画像の加工する機能

メディアには、複数のタグを設定して検索や管理がしやすくできるように、そして画像に対してリンク先の URL をメディア側に持たせることができるようになっています。



上記の画像の右下にある(編集)ボタンをクリックすることで、画像のトリミングや回転をすることができる機能がメディア機能を呼び出すことができます。残念ながら、まだスマホに対応できておりませんので今後にご期待ください。



これまでのバージョンでは、メイン画像(アイキャッチ画像)を表示する際に中心を正方形などにトリミングする機能が用意されていました。上記を例にすると、その場合には人が切れてしまう絵になってしまいます。

これを中心点をズラすことができる機能がメディアに搭載されました。設定することで、エントリーの詳細ページでは上記の長方形のままで、以下のような人は全部表示されるような画像を生成しています。



今後の改善について

現在は、一覧と登録画面がタブ切り替えになっています。他の管理ページとの統一を考え(メディア登録)という緑のボタンを用意するようなカタチに変更を計画しています。



メディア管理は普通に利用されるようになると、エントリー管理よりも多くの情報を蓄積し、その情報を後から再利用するような事になると必要なメディアを探しやすくする必要が出てくると考えます。

そうなると、まだまだやるべき事は多く残っています。 例えば日付の検索は、登録日付以外にも修正日付や撮影日なども検索対象にたり、何年何月で検索ではなく日付の FROM 〜 TO で検索できた方がいい。タグ検索も現在は1つしかできないが、エントリーでのタグ設定のところのように複数で絞り込み検索できるようにするべきだ。



スマートフォンでも画像加工ができる UI の準備と、画像一覧のところで中心点が変わっている画像について変更後のトリミング画像で出ているべきだとも思うので、その点も改良が必要だ。

最後に

私個人としては、この メディア機能 は一般ユーザーが使うことがない機能で、これを標準にしていく事は利用者の面倒が増える事になりそうで反対していました。 しかし、画像ユニットと同じように、これまでのユーザーが気にならず使えるように改良を重ね、納得できる機能に進化させてくれました。

上の「今後の改善について」にもあるように管理機能としては改善点は多くありますが、日々利用する部分については心配なく使えるようになりました。これまで a-blog cms を長く使っている人に、新しくなったメディア機能を試してもらいたいと思っております。そして、画像ユニット・ファイルユニットをメディアユニットに置き換えることができるようなったか感想をお聞かせください。

最後に、使えない機能だった子を、できる子に進化させてくれた弊社の 伊藤・堀・森田 の3人に感謝を伝えておきます。 ありがとう!

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