2020年7月 日本語ウェブサイトCMS利用率ランキング20
現在、W3Techs.com の日本語サイトの CMS 利用状況のランキングは残念ながら 上位3位までしか表示されなくなっています。今回「日本語のサイト CMS 利用率ランキング」の全てのデータを入手し、一部のデータをブログに公開する許可もいただきましたので紹介したいと思います。
CMS シェア で検索する
CMS シェア のキーワードで Google を利用して検索すると以下のような記事がヒットします。
- 今、一番使われているCMSトップ20位を発表。国産CMSでは1位:Movable Type、2位:ShareWith、同率3位:Blue Monkey、NORENという結果に!-エムタメ!
- 世界のCMSシェアから見るCMS導入の傾向 | Webmedia
- 【圧倒的なWordPressシェア】世界と日本国内で有名なCMSシェア比較 - WEBST8のブログ
- CMSシェア率ランキング【2020年版】 | ホームページ集客講座【初心者向け】
- CMSを比較 | 世界シェアから見るおすすめツール紹介・導入前に検討すべきこと - WEB制作ソフト・CMS | ボクシルマガジン
- Shopify増加続く - Webサイト3月CMSシェア | マイナビニュース
- 【 2020 年】世界シェア上位 20 CMS を調べてみました | Dyno
- 世界でシェアを誇る有名CMSを比較!それぞれのメリット・デメリット|ferret
どのデータも W3Techs.com のデータを利用して記事を書かれています。 以前から CMS のシェアを知るための情報としては、W3Techs.com が一番の情報源になっているようです。
W3Techs.com , 14 January 2015
2015年の頃は、上位10位までという時期もあり、その頃のキャプチャ画像が保存されていましたので、当時のデータとして紹介しておきます。
2020年7月 日本で利用されている CMS は
今回、W3techs.com からの情報としてベスト20を紹介します。
グラフにしてみると WordPress のシェアが高すぎ(83.288%)ありますので、それを全部入れるとグラフの他が分からないことになってしまいますので、25% までの表示となっております。
Ranking | CMS Name | Market Share |
---|---|---|
1 | WordPress | 83.288% |
2 | ( Adobe Dreamweaver ) | 2.547% |
3 | EC-Cube | 2.182% |
4 | ( JustSystems Homepage Builder ) | 1.514% |
5 | Livedoor Blog | 1.478% |
6 | Color Me Shop | 1.362% |
7 | MakeShop Japan | 1.316% |
8 | Jimdo | 0.796% |
9 | Shopify | 0.503% |
10 | Drupal | 0.503% |
11 | Wix | 0.395% |
12 | ( WebSphere Studio )旧Homepage Builder | 0.383% |
13 | a-blog cms | 0.369% |
14 | XOOPS | 0.358% |
15 | movable type | 0.346% |
16 | Concrete5 | 0.277% |
17 | Joomla | 0.247% |
18 | DotNetNuke | 0.213% |
19 | Hugo | 0.157% |
20 | Quick Homepage Maker → HAIK | 0.157% |
※ 2020年7月21日の W3Techs.com から提供されているデータになります。
※ ( )は CMS ではなくエディタであることから除外を検討しています。
※ 太字は国産CMSを表しています。
その他の CMSシェアの情報源として
W3Techs.com 以外の国産CMSシェアの情報源としては DataSign 社の DataSign Report 上場企業 CMS調査 2019年6月版 が有益かと思います。 こちらをネタ元にしたブログの記事も多く見かけますが、2020年版のデータを楽しみにしています。
ビルトインモジュール
ビルトインモジュールは、テンプレート上にモジュールを読み込んで使用します。管理ページで詳細を設定することができます。
エントリー
エントリー本文 Entry_Body |
エントリーの一覧表示、単一表示、エントリーの投稿 | 変数表 スニペット | |
---|---|---|---|
エントリーリスト Entry_List |
エントリーの一覧(URLとタイトル)を表示 | 変数表 スニペット | |
エントリーフォト Entry_Photo |
エントリー中の画像を一覧表示 | 変数表 スニペット | |
エントリーヘッドライン Entry_Headline |
エントリーの一覧(URLとタイトルと日時とカテゴリー)を表示 | 変数表 スニペット | |
エントリーサマリー Entry_Summary |
エントリーの一覧(URLとタイトルと日時とカテゴリーとメイン画像と概要テキストとVer.2.6より関連エントリー)を表示 | 変数表 スニペット | |
エントリー位置リスト Entry_GeoList |
位置情報に基づいて、近い距離順でエントリーの一覧を表示 | 変数表 スニペット | |
エントリーアーカイブリスト Entry_ArchiveList |
エントリーの年月別アーカイブのURLと件数を表示 ( ※ver1.1.0で追加 ) | 変数表 スニペット | |
エントリータグリレーショナル Entry_TagRelational |
同じタグがつけられたエントリーの一覧(URLとタイトルと日時とカテゴリーとメイン画像と概要テキスト)を表示 | 変数表 スニペット | |
エントリーカレンダー Entry_Calendar |
エントリーをカレンダー状にレイアウトして表示( ※ver1.5.0で追加 ) | 変数表 スニペット | |
エントリーコンティニュー Entry_Continue |
エントリー本文モジュールの「続きを読む」を表示 | 変数表 スニペット | |
エントリーフィールド Entry_Field |
フィールドモジュールを確認 |
カテゴリー
カテゴリーリスト Category_List |
カテゴリーの一覧を表示 | 変数表 スニペット | |
---|---|---|---|
カテゴリー位置リスト Category_GeoList |
カテゴリーの一覧とその位置情報を表示 | 変数表 スニペット | |
カテゴリーエントリーリスト Category_EntryList |
カテゴリーと、そのエントリーの一覧を表示 | 変数表 スニペット | |
カテゴリーエントリーサマリー Category_EntrySummary |
カテゴリーと、そのエントリーの一覧(URLとタイトルと日時とカテゴリーとメイン画像と概要テキスト)を表示( ※ver1.5.0で追加 ) | 変数表 スニペット | |
カテゴリーフィールド Category_Field |
フィールドモジュールを確認 |
サイトパーツ
リンク集 Links |
設定したリンク(ラベルとURL)を表示 | 変数表 スニペット | |
---|---|---|---|
バナー Banner |
バナーを表示(画像ファイル or HTML記述の選択式) | 変数表 スニペット | |
メディアバナー Media_Banner |
バナーを表示(メディア or HTML記述の選択式) | 変数表 スニペット | |
ナビゲーション Navigation |
設定したナビゲーション(ラベルとURL、属性、階層関係)を表示 | 変数表 スニペット | |
トピックパス Topicpath |
パンくずリストを表示 | 変数表 スニペット |
ユーザー
ユーザープロフィール User_Profile |
ユーザーのプロフィールを表示 | 変数表 スニペット | |
---|---|---|---|
ユーザーサーチ User_Search |
ブログに登録されているユーザーを表示する | 変数表 スニペット | |
ユーザー位置リスト User_GeoList |
ユーザーの一覧と位置情報を表示する | 変数表 スニペット |
カレンダー
カレンダー Calendar_Month |
カレンダーを表示 | 変数表 スニペット | |
---|---|---|---|
年間カレンダー Calendar_Year |
カレンダーを年別表示 | 変数表 スニペット | |
スケジュール Schedule |
日付毎の簡易情報を登録して表示する | 変数表 スニペット |
ついに2020年版のテーマがリリースされました!
7月30日に2020年版公式テーマをリリースいたしました。
2019年版よりすこしだけ変更を行なっています。本記事ではリリースしたテーマの主な点に絞ってご紹介します。
Site2020テーマ
トップページを1カラムに
最近のa-blog cmsを使用されているサイトの多くでは、トップページが1カラムになっており、Site2020テーマよりトップページが1カラムになりました。
インストール時によりカスタマイズが少なく、そのまま違和感なく使っていただけるように見直しました。
- キービジュアルが固定に、導線ページへ移動できるボタンを設置
- 3項目入力できるカスタムフィールド グループを設置
- 1件表示するEntry_Bodyを設置
- 製品情報を全件表示
- スクロール時にアニメーションを追加
重要なお知らせメッセージを追加
重要なお知らせメッセージを追加しました。お知らせのブログのカスタムフィールド に設定することで、トップページから該当のお知らせ記事を固定して表示できます。
そのほかSite2020テーマで行われている修正
- レイアウトモジュールを2カラムに
- フォームにチェックボックスとラジオボタンのサンプルを用意
- スマホメニューで子階層メニューを表示できるように
- 編集モーダルのインクルードファイル追加
Blog2020テーマ
一覧表示のデフォルトをサムネイル表示に変更
一覧表示のデフォルトをサムネイル表示に変更しました。
以前のメディアレイアウトのスタイルも用意されており、テンプレートファイルに記述されているclass属性を変更することでレイアウト変更ができます。
AMPテンプレートの用意
また、詳細ページではAMP対応も行なっています。AMP対応に関する知識やカスタマイズ点については別途記事でまとめているのでこちらをご覧ください。
そのほか
- BootstrapのバージョンをVer.4.5.0へアップデート
- lp2020テーマのインポートデータを開発ブログで配布していたのをメンテナンスメニューに移動に
- lp2020テーマの余白、フォントサイズ、文言、イメージなど微調整
- 全テーマのサイドエリアのバナーモジュールのイメージを変更
- 全テーマのフォームIDにバリデートの設定
- 全テーマでDMARCポリシー対策
- 全テーマの古いIE対策の条件付きコメントの記述を削除
- 全テーマでrobots.htmlに日付の一覧ページの設定も追加
acms.css
a-blog cms のパッケージに含まれているCSSフレームワークでもあるacms.cssでは、ユニットに関するSCSSファイルに変更を加えています。
見た目に関わる変更は含んでいませんが、余白などのユニットに関するスタイルをより管理しやすいようにCSS設計を見直しました。
この変更により、_unit.scssは602行から319行に行数が減っています。
Site系テーマの余白の管理
また、Site2020、Beginner2020テーマでは、/scss/site.scssの各SCSSファイルを集約しているファイルにはsystemフォルダの_unit.scssを読み込むことにより、テーマの_variable.scssの$unit-gutterという変数の値を変更するだけでユニット内の余白を一括で変更できるようになりました(Bootstrapテーマでは2019年版から対応済み)。
/themes/site202/scss/site.scss ファイルから抜粋
@import "../../system/scss/unit.scss"; @import "entry";
/themes/site2020/scss/_variables.scss ファイルから抜粋
// ------------------------------ // エントリー // ------------------------------ $unit-gutter : $grid-space; $entry-margin-bottom : 25px;
Begiiner2020とSite2020テーマの$unit-gutter には、デフォルトではacms-col-のグリッドシステム と同じ余白である$grid-spaceが設定されています。
最後に
2020年版テーマの主な変更は以上となります。
フィードバックやご意見ありましたらお問い合わせフォームよりお待ちしております。
それでは、これからも安全なシステムとなるよう日々改善を行っていきますので、今後ともa-blog cmsのことをよろしくお願いいたします。