config.system.default.yaml

コンフィグ初期値の設定ファイル

a-blog cms パッケージ内の /private/config.system.default.yaml は、a-blog cms管理ページの「コンフィグ」で設定される各項目の初期値が記録されたファイルです。一部コンフィグの中に無い項目も含まれていますが、通常の運用ではこれらの内容を変更することはありません。
a-blog cmsでブログを作成した場合、このファイルの内容に基づいてコンフィグの各内容が設定されます。つまり、ブログ作成時のコンフィグの初期状態を変更したい場合に変更が必要になると言えます。

config.system.default.yaml の内容についての解説は、ファイル内にコメントとして記述しています。

既存ブログのカスタマイズなら、config.system.yamlの編集を推奨します

設定値を変更をする場合に config.system.default.yaml の内容を直接編集してしまいますと、a-blog cmsのバージョンアップ時にファイルを上書きするため変更内容がリセットされてしまいます。そこで、バージョンアップ時に上書きをしない config.system.yaml に変更内容を記載します。

記載例

config.system.default.yaml には次のようにjQueryのバージョンが記載されています。

jquery_version: 1.11.1

これを、jQueryのバージョンを1.8.3に変更したい場合は次のように、config.system.yaml に記述をします。

jquery_version: 1.8.3

Bootstrapテーマの配布について

この記事の最後に次のバージョンで提供する予定のBootstrapテーマを配布しています。実際にご利用する前にこのテーマがどういう構成なのかをご紹介します。

サンプルページ


デフォルトのトップページ

BootstrapテーマではBootstrapのサイトで公開されているサンプルページをa-blog cmsとして使えるものを6つご用意いたしました。 サンプルページは6つありますが、そのうちの1つはログイン画面となっておりますので正確には5つの中からお選びいただき、自由にカスタマイズしてご利用いただけます。

実際にご利用いただくには、お好きなサンプルページのディレクトリを一つ上の階層に置いてください。

モジュールの基本

モジュールとは?

a-blog cms では、ブラウザ上から更新できる部分には、モジュールと呼ばれるパーツが表示用テンプレートのHTMLファイルに貼り付けられています。
a-blog cmsでは多くのモジュールがありますが、このモジュールがa-blog cmsに登録した様々なデータを表示することでサイトを構成するパーツとなっています。
どのようなモジュールがあるのかを知る事が、a-blog cms のカスタマイズの上達の近道です。同梱テーマのsite2015のトップページでは、以下のようなモジュールが使われています。理解を深めるためには、テンプレートファイルでどのように記述されているか確認してみてください。


siteテーマにどんなモジュールが使われているか


モジュールは大きく分けると、テンプレートを組み立てるためのGETモジュール、サーバーにデータを送信するためのPOSTモジュールがあります。
GETモジュールには、ビルトインモジュール・フィールドモジュール・タッチモジュールの3種類のモジュールがあります。
POSTモジュールにはPOST_2GETモジュール・ダウンロードモジュールという2種類のモジュールがあります。
それぞれの用途については後述します。

モジュールはテンプレートにいくつでも貼り付けできます。ですが、たくさんのモジュールが動作すると、それだけ実行する時間がかかることも覚えておいてください。例えば0.1秒で動くモジュールが100個テンプレートに貼ってあると、ページの表示には10秒かかる事になります。モジュールの貼り過ぎには注意しましょう。
なお、a-blog cmsでは、標準搭載のキャッシュ機能で最初の表示に10秒かかるページも、2回目以降はキャッシュ機能により瞬時に表示できますので、ご安心ください。