a-blog cms Ver. 3.1.0 アルファ版 を公開しました

a-blog cmsの次期バージョンであるa-blog cms Ver. 3.1.0のパブリックアルファをダウンロード出来るようにしました。
このバージョンは開発版になりますので、運用中のサイトにはインストールしないで下さい。このバージョンはサポート対象ではありません。
新規インストール
以下より新規パッケージをダウンロードしてお使いください。インストール方法は 3.0.x と同様になりますので、インストール をご覧ください。
php7.2.5 - 8.1.x
https://developer.a-blogcms.jp/_package/3.1.0-alpha.2/acms3.1.0-alpha.2.zip
簡単セットアップ
簡単セットアップでテスト環境に新規にインストールする際には、8行目のバージョンをしているする部分に以下のように指定ください。
$ablogcmsVersion = '3.1.0-alpha.2';
新機能
- CMS-6136 バージョン管理でバージョンの公開予約機能を追加
- CMS-6125 プロフェッショナルライセンス以上で監査ログ機能を追加
- CMS-6126 エントリーの排他制御機能(編集ロック機能)を追加(プロフェッショナルライセンス以上)
- CMS-6135 同一ブログ内でのカテゴリーコードの重複許可オプション(category_order_strict_mode)を追加(新規インストール時デフォルトON)
- CMS-6194 登録ドメイン以外でもサイトが表示できるように仕様変更(ライセンスと違うドメインの場合はnoindexとなる)
- CMS-6308 バージョン管理機能で、バージョンを上書き出来るように仕様変更
- CMS-6379 wysiwygエディタを「CKEditor」から「Trumbowyg」に変更
- CMS-6123 ライセンス切れ時にもキャッシュが効くように修正 & デバッグモードとベンチマークモードをユーザー詳細ページでユーザーごとに設定できるように改修(管理者のみ)
変更点
- CMS-6188 エイリアス機能を管理画面でも有効になるように改修
- CMS-6244 ログイン制限機能で、ログイン画面の表示・表示も制御するように修正
- CMS-6216 タグフィルターとタグクラウドで、複数のブログ・カテゴリーを選択できるように改修
- CMS-6215 WordPressのXMLインポートで、サムネイル画像URLをインポートできるように改善
- CMS-6130 メディア編集画面でファイル名を変更する機能を追加
- CMS-6252 acms.css のメディアクエリーで使用しているmax-widthの変数の値を小数点に変更
- CMS-6267 Twitter Cardのsiteとcreatorの指定方法を見直し
- CMS-6300 .htaccessによる、メンテナンス表示を.htaccessにコメントで追加
- CMS-6173 ユーザーアイコンで大きいサイズが使えるように変数を追加
- CMS-6301 .htaccess に隠しファイルへのアクセスを禁止にする記述を追加
- CMS-6340 カテゴリーの選択肢のソート降順に変更(category_select_global_order: sort-asc -> sort-desc)
- CMS-6400 デフォルトコンフィグ(config.system.yaml 及び config.system.default.yaml)の取得タイミングを 早めることで、standalone.php や setup でもデフォルトコンフィグが利用できるように改良
- CMS-6405 Entry_Summaryのスニペットから、関連エントリー表示のコードを削除
- CMS-6406 developテーマ以外の各テーマのjsをビルドしないように修正 & CSSをminifyしないように修正
バグフィックス
- CMS-6304 メディアファイルを削除した時に、サムネイル画像が消えない問題を修正
- CMS-6390 セットアッププログラムの入力値にHTMLの特殊文字が含まれているとHTMLエンティティに変換されて評価されてしまう問題の修正
- CMS-6392 インストーラーで設定するデータベース情報にシングルクオートが含まれていると、config.server.php が壊れてしまう問題の修正
- CMS-6347 メディアが出力するURLのファイル名をURLエンコードするように修正
- CMS-6316 JSがオフまたはロードされていない状態で、エントリー保存するおメディアユニットと関連エントリーのデータが消えてしまう問題を修正
紹介動画
a-blog cms LIVE Vol.14(YouTube Live) で、Ver. 3.1 の機能をご紹介させていただきました。ぜひ試しながらご覧ください。 17:25 から 始まります。
ウェブサイトのプレビュー機能
プレビュー機能とは
a-blog cms Ver.2.9よりログインしたまま、表示側の確認ができる「プレビュー機能」が追加されました。 プレビュー機能では、スマホやタブレットなどの画面サイズを簡単に切り替えることができ、また User Agent のシミュレートも行いますので、「ルール」による設定も反映されるので確認に便利です。
Webに慣れている方は開発者ツールなどでも確認できますが、あまりWebに詳しくない方でも簡単に各デバイスの見え方を確認することができるようになります。
使い方
プレビュー機能は下の画像のアクションボックスの「プレビュー」と書かれたボタンを押していただくか、エントリーの編集画面の「プレビュー」を押していただくことでご利用いただけます。

管理画面側編集画面のプレビューボタン
デバイスの切り替え
シミュレートしたいデバイスを切り替えたい場合は下の図のようにセレクトボックスから対象のデバイスを選択します。そうすると、そのデバイスのサイズとそのデバイスに対しての「ルール」がシミュレートできます。
デバイスの向きを変更
また、以下の図の赤の枠で囲まれたボタンをクリックするとデバイスの縦向き、横向きを切り替えることができます。
以下の図は上のデバイスを横向き表示にした時の図です。
デバイスの拡大・縮小
また、画面よりも大きなサイズのデバイスをプレビューしたい場合、デバイスが画面をはみ出してしまい、閲覧しにくいことがあります。 そういうときには、セレクトボックスよりデバイスの表示倍率を変更することができます。

iPhone6のデバイスを50%表示
デバイスの履歴機能
Ver. 3.1.14 から追加された機能です
直前で利用したデバイスをブラウザに保存する機能です。 コンフィグ > 機能設定 > プレビュー より、チェックをつけることで履歴が保存されるようになります。
プレビューの共有機能
Ver. 3.0.11 未満をご利用の方は、プロフェッショナルライセンス以上のライセンスでご利用できます。
「プレビューの共有機能」とはまだ 非公開 などの公開されていないページをログインしていない人でも閲覧出来る機能になります。
プレビューページで共有ボタンを押して、「共有URL」を取得することで、共有できるようになります。共有URLはランダムな文字列がついており簡単にわからないようになっています。また「管理ページ > コンフィグ > 機能設定 の プレビュー共有の有効期限」より共有期限を設定することも出来るようになっています。
この機能により、公開前の記事やページを承認機能を使わずに手軽に好きな連絡手段で確認することができるようになります。

共有ボタン

共有URLの生成
プレビュー機能のカスタマイズ
またプレビュー機能では、プレビューしたいデバイスをJavaScriptを使って増やすことも可能です。例えば以下のように記述することで、iPhoneXSのシミュレートができます。
ACMS.Ready(function() { ACMS.Config.previewDevices.push({ name: 'iPhone XS', ua: 'Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 11_0 like Mac OS X) AppleWebKit/604.1.38 (KHTML, like Gecko) Version/11.0 Mobile/15A372 Safari/604.1', width: 375, height: 812, resizable: false, hasFrame: true }); });
以下、各プロパティの説明です。
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
name | selectのoptionに表示されるラベル名 |
ua | シミュレートしたいユーザーエージェント |
width | デバイス幅 |
height | デバイスの高さ |
resizable | リサイズできるかどうか |
hasFrame | iPhoneのフレームもプレビュー結果に含めるかどうか |
UTSUWA Ver. 2.0.7、Ver. 2.0.8 リリースのお知らせ
a-blog cms の公式テーマである UTSUWA をアップデートいたしました。UTSUWA の最新バージョンは GitHub からダウンロード可能です。GitHub の UTSUWA 最新バージョンは現在の CMS に同梱されている UTSUWA とはバージョンが異なります。近々リリースされる CMS 3.1系には最新の UTSUWA が同梱されます。
Ver. 2.0.8
変更点
- ビルド環境を整備
- css を minifyしないように変更
- jsをバンドルしないように変更
Ver. 2.0.7
変更点
- 組み込みJSをログインしていなくても読み込ませるように変更
- index.js から組み込みJSの制御に関する記述を削除
- libディレクトリの削除
- index.jsからpolyfillに関する記述を削除
修正点
- max-width用のbreakpointを修正
主なリリースノート内容
ビルド環境を整備
- CSS を直接編集したい
- 使い慣れたツールで Sass をコンパイルしたい
- Webpack などのビルドツールを使って JavaScript と Sass をビルドしたい
といった様々なレベルの実装者が使いやすいようにビルド環境を整備しました。
組み込みJSをログインしていなくても読み込ませるように変更
パフォーマンス向上のために投稿者以上の権限でログイン状態のときのみに読み込んでいた組み込みJSを必ず読み込むように変更しました。これによって、表示画面側の組み込みJSの調整とビルドが不要になりました。
最後に
UTSUWAをはじめ、各公式テーマをより使いやすいものにするため、今後もアップデートを重ねてまいります。公式テーマに関するご意見ご要望もお待ちしております。