ionCube Loaderのインストール
a-blog cms を動かすために必要な ionCube Loader のダウンロード方法とインストール方法を説明します。
ionCube Loader のインストール は Ver. 3.0 から不要になりました。
ionCube Loader はお使いのサーバーOSに合わせたファイルをダウンロードする必要があります。サーバーOSの詳細な情報については、サーバー管理者にご確認いただくか、以下の方法によりご確認ください。
サーバーOSの確認方法とダウンロード
phpファイル(ファイル名をお好きなものをつけてください)を1つドキュメントルートに作成していただき、以下のコードを入力します。
<?php
phpinfo();
ファイル設置後、ブラウザで作成したファイルにアクセスすると、様々な情報が表示されます。 ionCubeをインストールするにあたり、以下の情報をメモしてください。
項目 | 例 |
---|---|
PHP Version | 5.6.30 |
System | Linux 856688bab75a 4.4.43-boot2docker #1 SMP Wed Jan 18 18:33:18 UTC 2017 x86_64 |
Thread Safety | disabled |
Loaded Configuration File | /usr/local/etc/php/php.ini |
またここでSystemの最後がマシンタイプ(x86_64)になります。マシンタイプより32bitか64bitが判定できるようになっております。
- x86_64, amd64 の場合 64bit
- i686, i386 の場合 32bit
以下の情報をメモしてください。※()の中身は先ほどの表に記入した「例」の項目に当たる値となります。
- PHPのバージョン(5.6.30)
- OS名(Linux)
- マシンタイプ(64bit)
- PHPがスレッド化(disabled)
- php.iniの場所(/usr/local/etc/php/php.ini)
ionCube Loader ダウンロード
メモした情報より、OS名とマシンタイプにあったionCube Loaderを以下よりダウンロードください。
インストール
ionCube Loaderのインストールは「php.ini」ファイルを編集し、インストールします。
以下、インストール方法の流れになります。
- 先ほどダウンロードしたファイルを適当な場所に設置
- php.ini を編集
- apacheなどを再起動を行い、php.iniの反映
必要なのはこの中から一つのファイルになります。ファイルを決定するために先ほどのメモを使います。ファイルの命名規則は下記のようになっています。
スレッドセーフでない場合
ioncube_loader_<OSの種類>_<お使いのPHPのバージョン>.so
スレッドセーフの場合
ioncube_loader_<OSの種類>_<お使いのPHPのバージョン>_ts.so
これで使用するべきionCube Loaderのファイルが把握できました。このファイルを適当な場所に設置します。
php.iniの編集
次にionCube Loaderをインストールするために php.ini ファイルを編集します。 php.iniファイルの場所は、サーバーによって異なります。たとえば、ご利用のレンタルサーバーによってはコントロールパネルから設定する場合がありますので、ご利用のレンタルサーバーのマニュアルをご覧ください。
php.iniファイルに以下のようなコードを追記ください。
スレッドセーフでない場合
zend_extension = /path/to/ioncube_loader_<OSの種類>_<お使いのPHPのバージョン>.so
# 例
zend_extension = /usr/local/ioncube_loader_lin_5.6.so
スレッドセーフの場合
zend_extension_ts = /path/to/ioncube_loader_<OSの種類>_<お使いのPHPのバージョン>_ts.so
# 例
zend_extension_ts = /usr/local/ioncube_loader_lin_5.6_ts.so
php.iniの反映
WebサーバーがPHPを使用する場合、Webサーバーの起動時にphp.iniファイルが読み込まれます。Webサーバーを再起動して設定を反映させましょう。ただしレンタルサーバーなどをご利用の場合は、特に何もしなくても反映される場合もあります。またFastCGIなどをご利用の場合は、WebサーバーでなくCGIを再起動させてください。