サイト公開時にチェックしておきたいポイント

管理ページの「チェックリスト」を確認する


a-blog cmsのインストール・構築ができたら、いよいよ公開です。
公開の前に、各種設定の見直しを行いましょう。

a-blog cmsの管理ページでは、設置されているライセンス、バージョン、サーバの情報や、現在の動作モード、キャッシュの状態、フォームの設定など、公開時にチェックしておきたい情報を表示しています。
公開前にはこのチェックリストを確認してみてください。


ライセンスは正規のものが入っていますか?


ライセンスがトライアル版のままになっていませんか? a-blog cms のサイトにログインしてサイト登録と購入を行い、公開するサイトの license.php をダウンロードしましょう。
この作業が行われていない場合には、管理者ボックス内のログインした時に表示されているボタン(ログアウトボタン)の横に / トライアル版 有効期限 : 2018-12-31 23:59:59 のような表示(60日の試用期間までの有効期限)がされています。
トライアル版のライセンスのまま有効期限が切れてしまうと、タイトル部分にTESTと表示がされ、情報の追加更新ができなくなります。


デバッグモードはOFFにしましたか?


インストール時はデバックモードはONになっています。公開時には、デバッグモードをOFFにするために config.server.php の define('DEBUG_MODE', 1); を 0 にしましょう。
デバッグモードがONになっている場合は「全ブログのキャッシュ機能がOFF」「HTMLソース内のコメントを表示する」という状態になります。
制作時には、行った変更を即時反映するためキャッシュ機能を使用しませんが、公開時にはキャッシュ機能を有効にすることでログインしていない時の表示速度が体感できるくらい違ってきます。


config.server.php 内の記述


// 本番運用時にDEBUG_MODEを 0 に設定して下さい
define('DEBUG_MODE', 1);

キャッシュ機能はONにしましたか?


上記のデバッグモードでも触れていますが、キャッシュ機能はブログごとにON/OFFが設定できます。必要に応じてOFFにすることもありますが、基本的には公開時にはONとしておくことでサーバの不可軽減、速度向上につながりますので、ONとすることをお勧めします。
変更する場合には、チェックリストページから各ブログごとの編集画面へ移動できます。



メールアドレスの設定は正しいですか?


チェックリストでは、フォームの一般宛・管理者宛の各メールの各宛先を一覧できます。この一覧で、テスト用に設定しているメールアドレスが残っていないか確認してください。
変更する場合には、チェックリストページから各ブログごとの編集画面へ移動できます。

テストデータは残っていませんか?

サーバ上のテスト・制作途中ファイルや、テンプレート、エントリ、ユーザにテストのデータが残っていないかも確認しましょう。


テンプレート上に制作環境のホストやパスが書き込まれていませんか?


テンプレート上に制作環境のURLが直接書かれている事もあるかもしれません。ローカルファイル上でファイルの一括検索等の機能を利用してチェックしておきましょう。

試作やバックアップのHTML・CSS・フォルダをサーバーから削除しましたか?

制作中はテスト的にテーマディレクトリ内にテスト用のファイルやディレクトリが作られることが多いかと思います。公開時には消しておきましょう。

制作用ユーザやテストエントリが残っていませんか?

制作用ユーザで作成したテストエントリがそのままになっていませんか? 必要のないエントリは削除し、公開後にも必要なエントリはエントリ管理ページからエントリのユーザーを変更しましょう。
また、必要のない制作用ユーザはエントリの所有者を変更した上で削除しましょう。

必要に応じて設定をするとよい項目

出力ソースのクリーンアップオプションは有効ですか?


a-blog cmsの 管理ページ > コンフィグ > 出力設定 に、余分な空白の削除 という設定 と HTMLコメントの削除 という設定があります。これにチェックをつける事によって、表示されなかったモジュールの空白等をツメたり、サイトのメンテナンスのために書かれているHTMLのコメントをテンプレートに書いてあっても出力しないということができます。


wwwの有無は確認していますか?


サイト登録時には www.example.com で登録しましたか? それとも example.com ですか? a-blog cms のサイトで登録したものでない方についてリダイレクトの設定を .htaccess にしておきましょう。

www.example.comで運用する場合

RewriteCond %{HTTP_HOST} ^example.com?
RewriteRule ^(.*) http://www.example.com/$1 [R=301,L]

example.comで運用する場合

RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www.example.com?
RewriteRule ^(.*) http://example.com/$1 [R=301,L]

公開前に、最後の作業

チェックリストの確認、テストデータの整理などが終わったらいよいよ公開ですが、最後にこの作業をしておきましょう。

画像のアップロード・削除はできますか?

テストサーバで制作をされていた場合には、archives の画像ファイルなどを公開サーバアップロードします。その際にはパーミッションの変更を忘れずに行ってください。(ディレクトリは777、ファイルは666)パーミッションの設定チェックのために、画像を添付したエントリーを1つ書いてテストを必ずするようにしましょう。

制作環境のURLが含まれるようなキャッシュが残ってないですか?

制作用ドメインから公開用ドメインに変更して公開する際には、キャッシュファイルを削除しましょう。キャッシュが残ったまま公開してしまうと、ドメインの変更前の情報が表示されてしまう可能性があります。