Ver.3.0以上へのアップデート
Ver.3.0以上へのアップデートする際に気をつけることは下記の4点です。
- 簡単アップデートを使用する
- 事前に新しいライセンスファイルを用意する
- データベースのアップデートを実行する
- すでに「api」が使われている箇所があれば変更する
簡単アップデートを使用する
Ver.3.0はメジャーバージョンです。Ver.3.0よりも低いバージョンからアップデートする時はメジャーバージョンアップをすることになります。
オンラインアップデートでは、マイナーバージョンとパッチバージョンのみに対応しているため、今回は対象外となるため利用できません。
より簡単に手動アップデートを行う方法として、「簡単アップデート」を用意しています。
詳しくは以下のドキュメントをご覧ください
事前に新しいライセンスファイルを用意する
Ver.3.0以上では、プログラムの暗号化が廃止され ionCube Loader が必要なくなりました。この変更によりライセンスファイルの内容もアップデートされ、正しく動作するには新しいライセンスファイルの適用が必要になります。
正しいライセンスファイルを適用しないと予期せぬ表示を起こすことがありますので、差し替える時間を短縮するためにアップデート作業時には事前にマイページよりダウンロードすることを推奨いたします。
ライセンスファイルをダウンロードする方法
- マイページにログインする
- 「所有ライセンス」のページへ移動する
- 該当するライセンスをさがし、「ライセンスDL」項目の「Ver.3.0以上」を選んでライセンスファイルをダウンロードする

「ライセンスDL」項目の「Ver.3.0以上」を選択してください
データベースのアップデートを実行する
データベースに変更があるため、データベースのアップデートを実行する必要があります。
1.テンプレートファイルのアップデート後、メンテナンスメニュー(http://ドメイン/〇〇(setupフォルダをリネームしたもの)/index.php)にアクセスしてください。アクセスするためにはログイン情報が必要です。
2.メンテナンスメニューにアクセスしたら、アップデートを実行するために「アップデート実行画面へ」のリンクをクリックします。

3.進んでいくと、削除するテーブルを聞かれますが削除するかは任意で構いません。バックアップをとっておきたい場合は選択せず、アップデートを完了してください。
4.完了画面が現れたら、setupフォルダをリネームします。
データベースの追加
手動アップデートでは、データベースの情報は更新されません。そのため、データベースに手動で一部のデータを追加する必要があります。
- 現在使用しているデータベースを開く(現在使用しているデータベース名は、config.server.phpのDB_NAMEに記述されています)。
- acms_user テーブルを開く。
- 「user_blog_id」という行を探し、1つ前に新しく行を追加する。名前は「user_session_data」で、型が「VARCHAR」、長さは「255」。
- さらに「acms_user_session」というテーブルを下記のクエリを実行して新しく追加する。
CREATE TABLE `acms_user_session` (
`user_session_uid` int(11) NOT NULL,
`user_session_host` varchar(128) NOT NULL,
`user_session_address` varchar(64) NOT NULL,
`user_session_id` varchar(255) DEFAULT NULL,
KEY `user_session_uid` (`user_session_uid`,`user_session_host`,`user_session_address`)
) ENGINE=InnoDB DEFAULT CHARSET=utf8;
すでに「api」が使われている箇所があれば変更する
API機能が新しく追加されたことにより、「api」が予約語に登録されました。
制作したサイトでテーマフォルダ内に同じ名前のディレクトリやカテゴリコードに指定していると思わぬ不具合につながりますので、リネームまたはconfig.server.phpのAPI_SEGMENT
の値を「api」以外のものを指定してください。
※API_SEGMENT
を「api」以外のものを指定すると、API機能を使う際に「api」と指定していたものはAPI_SEGMENT
で指定した値に差し替えてご使用いただくことになります。
config.server.phpのAPI_SEGMENT
の設定は以下のコードになります。
define('API_SEGMENT', 'api');
アップデート完了後の確認
アップデート完了後は、念のためバージョンが正常に上がっているかダッシュボードで確認しましょう。