高さを揃える(レスポンシブ対応)

ブロック要素の高さを揃える機能が標準で実装されています。「ブロック要素の高さを揃える(autoheight)」とは違い、行ごとのに内包している要素の高さを揃えます。ウィンドウ幅が可変したときも動作し、レスポンシブ対応版になります。(Ver. 2.5.0より)

デフォルトの設定

この機能の設定は、/js/config.jsの以下の箇所にあります。設定を変更する場合は、適用しているテーマ内にJavaScriptファイルを別途作成してください。詳しくは「組み込みJSについて:設定を編集する」を参照してください。

//-------------
// autoHeightR
autoHeightRMark : '.js-autoheight-r',
autoHeightRConf : {
  style   : 'min-height',
  element : '',
  offset  : 0,
  parent  : 'parent',
  list    : ''
},
autoHeightRArray: [
    //    {
    //        'mark'    : '',
    //        'config'  : {}
    //    }
],


autoHeightRMark 基準となる高さをもつ要素のクラス名を設定
style style:CSSで設定される高さ(height,min-height,max-height)
element 高さのスタイルを適応するクラスを設定(空の場合はautoHeightRMarkの要素に適応)autoHeightRMark以下の要素を指定してください。
offset 設定した高さにオフセットを設定
parent 実際に並んでいる要素の親要素のクラスを設定(parentを設定した場合、autoHeightRMarkの親要素)
list 実際に並んでいる要素のクラスを指定(指定してない場合、autoHeightRMarkの要素)

設定のカスタマイズ

config.jsのデフォルトの設定からカスタマイズする場合、別途作成したJSファイルに下記のように記述します。

ACMS.Ready(function(){
  ACMS.Config.autoHeightRMark = '.js-autoheight-r';
  ACMS.Config.autoHeightRConf = {
    style   : 'min-height',
    element : '',
    offset  : 0,
    parent  : 'parent',
    list    : ''
  }
});

autoHeightRArrayでは配列を渡せるようになっているので、複数の設定を指定したいときに使います。
configにはautoHeightRConfの設定を指定できます。

class属性を.ah-markにし、parent、listなどの項目を追加する場合には以下のように記述します。

ACMS.Ready(function(){
  ACMS.Config.autoHeightRArray = [
  {
      mark: '.ah-mark',
      config: {
        style: 'height',
        element: '',
        offset: 0,
        parent: '.ah-container',
        list: '.ah-list'
      }
    }
  ];
});

並んでいる要素間で高さを揃えたい場合

HTML

<div class="acms-grid">
  <div class="js-autoheight-r acms-col-md-4" style="background:#ee8;">
    <p style="height: 50px;">1つめの要素</p>
  </div>
  <div class="js-autoheight-r acms-col-md-4" style="background:#e8e;">
    <p style="height: 25px;">2つめの要素</p>
  </div>
  <div class="js-autoheight-r acms-col-md-4" style="background:#8ee;">
    <p style="height: 75px;">3つめの要素</p>
  </div>
  <div class="js-autoheight-r acms-col-md-4" style="background:#eee;">
    <p style="height: 40px;">4つめの要素</p>
  </div>
</div>

デモ

1つめの要素

2つめの要素

3つめの要素

4つめの要素

並んでいる要素の子要素の高さを基準に揃えたい場合

※設定を追加したい場合は、,で配列を繋いでもいいですが、pushを使って設定を追加することもできます。別のJavaScriptファイルから設定を追加したいときに便利です。

HTML

<script>
  ACMS.Ready(function(){
    ACMS.Config.autoHeightRArray.push({
      mark: '.ah-mark',
      config: {
        style: 'height',
        element: '',
        offset: 0,
        parent: '.ah-container',
        list: '.ah-list'
      }
    });
  });
</script>

<div class="ah-container acms-grid">
  <div class="ah-list acms-col-md-4">
    <div class="ah-mark" style="background:#ee8;">
      <p style="height: 50px;">1つめの要素</p>
    </div>
  </div><!-- /.ah-list -->
  <div class="ah-list acms-col-md-4">
    <div class="ah-mark" style="background:#e8e;">
      <p style="height: 25px;">2つめの要素</p>
    </div>
  </div>
  <div class="ah-list acms-col-md-4">
    <div class="ah-mark" style="background:#8ee;">
      <p style="height: 75px;">3つめの要素</p>
    </div>
  </div>
  <div class="ah-list acms-col-md-4">
    <div class="ah-mark" style="background:#eee;">
      <p style="height: 40px;">4つめの要素</p>
    </div>
  </div>
</div>

デモ

1つめの要素

2つめの要素

3つめの要素

4つめの要素

高さを揃える

現在ではレスポンシブ対応をしたjs-autoheight-rを公開しております。特に理由がなければ、js-autoheight-rをご利用ください。

ブロック要素の高さを揃える機能が標準で実装されています。(Ver. 1.5.1より)

1. 設定の編集

この機能の設定は、/js/config.jsの以下の箇所にあります。設定を変更する場合は、適用しているテーマ内にJavaScriptファイルを別途作成してください。詳しくは「組み込みJSについて:設定を編集する」を参照してください。

//----------
// autoHeight
autoHeightMark   : '.js-autoheight',
autoHeightConfArray : [
    {
        '.column3'  : '3', // クラス名と高さを揃えるコンテンツ数
        '.column2'  : '2'
    }
],



autoHeightMark 適用したい親要素に指定するクラスを設定
autoHeightConfArray 実際に高さを揃える要素につけるクラスの設定とコンテンツ数を設定

2. HTMLとCSSの編集

HTML

siteテーマを修正する場合 /themes/site/include/main/summaryDefault.html を修正します。

<!-- BEGIN_MODULE Entry_Summary id="summaryDefault" -->
<h2>サマリー1/デフォルト</h2>
<div id="summaryDefault" class="js-autoheight">

<!-- BEGIN notFound -->
<p>記事が見つかりませんでした。</p>
<!-- END notFound -->

<!-- BEGIN unit:loop -->
<!-- BEGIN entry:loop -->
<div class="summaryDefaultEntry js-biggerlink column2">
	<div style="width:{x}px; height:{y}px; overflow:hidden; position:relative;"><!-- BEGIN image:veil -->
		<img src="/{path}" width="{imgX}" height="{imgY}" style="left:{left}px; top:{top}px; position:relative;" /><!-- END image:veil --><!-- BEGIN noimage -->
		noimage
		<!-- END noimage -->
	</div>

   (以下略)>

3行目の <div id="summaryDefault"> に class="js-autoheight" を追加し、11行目のクラスに column2 を追加します。もし、4つを同じにしたい場合には、設定に以下のようなものを追加する事で4つのDIVの高さを揃える事が可能になります。

'.column4'  : '4'

3. デモ

スタンダードライセンス

自分でらくらく更新できるWebシステムのa-blog cms スタンダードライセンス。一般的なサイトに必要な機能が揃っている基本的なサイトを制作するためのライセンスです。

プロフェッショナル/エンタープライズライセンス

自分でらくらく更新できるWebシステムのa-blog cms プロ/エンタープライズライセンス。ユーザーの権限設定や承認機能が使用可能な大規模サイト向けのライセンス

特別ライセンス

自分でらくらく更新できるWebシステムのa-blog cms 特別ライセンス。a-blog cmsでは、特定の業種や開発のための特別なライセンスをご用意しています。
開発やテスト的な運用など、ライセンス費用の必要がない環境で自由にご利用いただけますので、是非ご利用ください。

スクロールヒント

1. 概要

スマホなどの小さいディスプレイの時に、横に長いコンテンツ(テーブルなど)を横スクロールさせることはよくあると思います。 ただ横スクロールは、あまり行わない操作のため、横スクロールできることに気づきにくくUIとして悩むところです。

そこで、この組み込みJS「Scroll Hint」を導入することで、ユーザーに横スクロールできることを、認知させることに役立ちます。 以下のテーブルをご覧ください。アニメーションで、横にスクロールできることを知らせてくれます。

Col1 Col2 Col3 Col4
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Tips. Tips. Tips. Tips.

2. 使用方法

横スクロールするコンテンツの親要素に js-scroll-hint をclass属性として適用します。

<div class="js-scroll-hint">
  <table class="acms-table" style="white-space: nowrap;">
    ...
  </table>
</div>

3. オプション

オプションは js/config.js で設定されています。



項目名 詳細 デフォルト値
suggestClass スクロールが始まった時につくクラス名 is-active
scrollableClass スクロールするコンテンツにつくクラス名 is-scrollable
scrollableRightClass 右にスクロールできるコンテンツにつくクラス名 is-right-scrollable
scrollableLeftClass 左にスクロールできるコンテンツにつくクラス名 is-left-scrollable
scrollHintClass スクロールコンテンツの親要素につくクラス名 scroll-hint
scrollHintIconClass アイコン要素のクラス名 scroll-hint-icon
scrollHintIconAppendClass アイコン要素のクラス名(追加) scroll-hint-icon-white
scrollHintIconWrapClass アイコン要素の親要素のクラス名 scroll-hint-icon-wrap
scrollHintText スクロールメッセージ要素のクラス名 scroll-hint-text
remainingTime 一定時間が経ったらアイコンを非表示にします。 -1
scrollHintBorderWidth シャドーが有効場合のシャドーの幅を指定します。 10
enableOverflowScrolling iOSの場合にスムーズなスクロールになるようにCSSのプロパティを追加します。 true
suggestiveShadow 要素がスクロール可能の場合、アイコンの他にシャドーも表示します。 false
applyToParents 指定されたセレクターの親要素に対してJavaScriptが実行されます。 false
offset アイコンが表示されるのに必要なスクロール量(どれくらいスクロールできる場合にアイコンを表示するのか)を数値(単位はpx)で指定します。 0
i18n.scrollable スクロールのメッセージを変更できます。 スクロールできます

オプション設定例

オプションを上書きする時の例になります。$.extend を使用して部分的に書き換えれるようになっています。

<script>
  ACMS.Ready(function() {
    ACMS.Config.scrollHintConfig = $.extend(ACMS.Config.scrollHintConfig, {
      suggestClass: 'is-active',
      scrollableClass: 'is-scrollable',
      scrollableRightClass: 'is-right-scrollable',
      scrollableLeftClass: 'is-left-scrollable',
      scrollHintClass: 'scroll-hint',
      scrollHintIconClass: 'scroll-hint-icon',
      scrollHintIconAppendClass: 'scroll-hint-icon-white',
      scrollHintIconWrapClass: 'scroll-hint-icon-wrap',
      scrollHintText: 'scroll-hint-text',
      remainingTime: -1,
      scrollHintBorderWidth: 10,
      enableOverflowScrolling: true,
      suggestiveShadow: false,
      applyToParents: false,
      offset: 0,
      i18n: {
        scrollable: 'スクロールできます'
      }
    });
  });
</script>

アイコンの表示位置を調整する

Ver. 3.0.10 より、スクロール可能時に表示されるアイコンの表示位置を変更できるようになりました。Ver. 3.0.9 以前の 「Scroll Hint」ではアイコンが表示される位置が js-scroll-hint クラスが適用された要素の高さの半分がビューポートと交差した時でしたので、縦に長い表などで、表の上側の位置でアイコンを表示することができませんでした。

表示位置の変更方法は簡単で、scrollHintIconClass で設定したクラス(アイコン要素)のスタイルを変更して、表示したい位置に配置するだけです。アイコン要素がビューポートと交差した時にアイコン要素が表示されるようになります。デフォルトでは scrollHintIconClassscroll-hint-icon となっているため、以下のようにCSSを変更すると、js-scroll-hint を適用した要素の上から 25% の位置でスクロール可能時に表示されるアイコンを表示します。

.scroll-hint-icon {
  top: 25%;
}

追従ナビゲーション

a-blog cmsでは、スクロールに追従するサイドメニューを実装するためのJavaScript(Pretty Scroll)が標準で実装されています。

1. 設定の編集

この機能の設定は、/js/config.jsの以下の箇所にあります。設定を変更する場合は、適用しているテーマ内にJavaScriptファイルを別途作成してください。詳しくは「組み込みJSについて:設定を編集する」を参照してください。

// スクロール時の追随
//--------------------
prettyScrollMark: '.js-pretty-scroll',
prettyScrollConfig: {
  container: '.js-pretty-scroll-container',
  offsetTop: 20,
  offsetBottom: 20,
  breakpoint: 767,
  condition: function () {
    return true;
  }
},

HTMLは以下のように記述します。このように記述することで、.js-pretty-scroll-containerが適用された要素の範囲内で、.js-pretty-scrollの要素がスクロールに追従するようになります。

<div class="js-pretty-scroll-container">
  <div class="main">
  </div>
  <div class="sub js-pretty-scroll" data-offset-top="20">
  </div>
</div>

また、data-offset-top に数字を記述することでスクロールする際にその数字分、画面上端からのオフセット距離を記述できます。

オフキャンバスメニュー


オフキャンバスメニューとは、画面全体を右、もしくは左にスライドさせ画面外に隠れていたメニューを表示させる機能です。
この機能を使用するには、組み込みJSと合わせてacms.cssもしくはacms-admin.cssのどちらかを読み込む必要があります。

デフォルト設定

この機能の設定は、/js/config.jsの以下の箇所にあります。設定を変更する場合は、適用しているテーマ内にJavaScriptファイルを別途作成してください。詳しくは「組み込みJSについて:設定を編集する」を参照してください。

offcanvas     : {
    'fixedHeaderMark'  : '.js-offcanvas-header',
    'openBtnMark'      : '.js-offcanvas-btn',//offcanvasを開くボタンのクラス
    'openBtnRMark'     : '.js-offcanvas-btn-r',//offcanvasを右方向に開くボタンのクラス
    'openBtnLMark'     : '.js-offcanvas-btn-l',//offcanvasを左方向に開くボタンのクラス
    'closeBtnMark'     : '.js-offcanvas-close',//offcanvasを閉じるボタンのクラス
    'offcanvasMark'    : '.js-offcanvas',//offcanvasが適応されるエリアのクラス
    'breakpoint'       : 767, //max-widthで指定,'all'を指定すると全画面,
    'throttleTime'     : 100
}


fixedHeaderMark ここで指定したセレクターはposition:fixed;でも画面全体の動きに合わせて移動します。
openBtnMark ここで指定したセレクターをクリック/タッチすることでオフキャンバスメニューを出現させます。
openBtnRMark ここで指定したセレクターをクリック/タッチすることでオフキャンバスメニューを右から出現させます。
openBtnLMark ここで指定したセレクターをクリック/タッチすることでオフキャンバスメニューを左から出現させます。
closeBtnMark ここで指定したセレクターをクリック/タッチすることでオフキャンバスメニューを閉じます。
offcanvasMark ここで指定したセレクターがオフキャンバスメニュー内の項目になります。
breakpoint ここで指定した数字以下の場合にオフキャンバスを利用可能にします。デフォルトでは767px以下の場合にオフキャンバスを利用可能にします。'all'を指定している場合は全画面でオフキャンバスが有効になります。

使い方

オフキャンバスメニューを使用したHTMLの構造は例えば以下のようになります。

<ul class="js-offcanvas" id="offcanvas">
    <li><a href="#">メニュー</a></li>
    <li><a href="#">メニュー</a></li>
    <li><a href="#">メニュー</a></li>
    <li><a href="#">メニュー</a></li>
</ul>
<a class="js-offcanvas-btn js-offcanvas-btn-r" href="#offcanvas">メニューを表示</a>

まず、オフキャンバスメニューのコンテンツとして表示したいHTML要素に、offcanvasMarkで指定したセレクターを指定します。
(※画面幅がbreakpointで指定した値よりも数値が小さい場合はoffcanvasMarkで指定した範囲のHTMLが画面上に表示されなくなるので注意してください )

さらに、js-offcanvas-btnのclass属性が適用された要素に対してdata-target属性もしくはhref属性に、オフキャンバスのコンテンツとして表示したいHTML要素のid名を指定する必要があります。