イベント情報を効率的に運用するための開催日付活用テクニック
イベント情報は、多くの企業や団体のウェブサイトにおいて重要な役割を担っています。 開催日時や場所、参加方法などの情報をわかりやすく掲載することで、訪問者の利便性が向上し、集客効果の最大化にもつながります。
しかし、イベント情報は時期によって更新頻度が高く、過去の情報管理も必要なため、運用のしやすさが求められます。特に重要なポイントは、イベント開催日付 の設定と、その日付に応じて「これから開催するイベント」と「過去のイベント」を自動的に区別し、適切にコンテンツを管理できる仕組みを構築することです。
その他にも開催場所や参加費、申し込みフォームやリンクなどの項目がありますが、これらは必要に応じて カスタムフィールド を用意するだけで対応可能です。 今回は特に、イベント開催日付 にフォーカスして解説していきます。
「これから開催するイベント」の設定
Entry_Summary のモジュールIDの条件設定で、開始日時の日付に %{NOW_DATE} を指定します。 終了日時は長期間の未来を想定し、9999-12-31 と設定しておきます。
表示設定の表示順は「日付(昇順)」に設定すると、左上に最も近い開催予定のイベントが表示されるようになります。 そのため、当日のイベントも左上に表示されることになります。
「過去のイベント」の設定
逆に、Entry_Summary のモジュールIDの条件設定で、開始日時の日付に 1000-01-01 を指定し、終了日時の日付に %{NOW_DATE} を設定します。
表示設定の表示順は「日付(降順)」に設定すると、最近終了したイベントが左上に表示されるようになります。
このように一覧ページの条件設定を行うことで、イベント開催日を過ぎたエントリーは翌日以降自動的に「これから開催するイベント」から「過去のイベント」へと表示場所が切り替わります。
イベント開催日付をエントリー日付として活用することで、運用の自動化が簡単に実現できます。
追従ナビゲーション
a-blog cmsでは、スクロールに追従するサイドメニューを実装するためのJavaScript(Pretty Scroll)が標準で実装されています。
1. 設定の編集
この機能の設定は、/js/config.jsの以下の箇所にあります。設定を変更する場合は、適用しているテーマ内にJavaScriptファイルを別途作成してください。詳しくは「組み込みJSについて:設定を編集する」を参照してください。
// スクロール時の追随
//--------------------
prettyScrollMark: '.js-pretty-scroll',
prettyScrollConfig: {
container: '.js-pretty-scroll-container',
offsetTop: 20,
offsetBottom: 20,
breakpoint: 767,
condition: function () {
return true;
}
},
HTMLは以下のように記述します。このように記述することで、.js-pretty-scroll-container
が適用された要素の範囲内で、.js-pretty-scroll
の要素がスクロールに追従するようになります。
<div class="js-pretty-scroll-container">
<div class="main">
</div>
<div class="sub js-pretty-scroll" data-offset-top="20">
</div>
</div>
また、data-offset-top
に数字を記述することでスクロールする際にその数字分、画面上端からのオフセット距離を記述できます。
a-blog cms Ver. 3.2.0 RC版 を公開しました

Ver. 3.2.0 RC版を公開しました
大変お待たせいたしました。現在開発中の次期バージョン Ver. 3.2.0 RC版 を公開いたしました。
仕様および機能開発が確定したため、ベータ版からRC版へ移行いたしました。今後は引き続き動作の安定性向上や不具合修正に取り組み、1ヶ月以内の正式リリースを目指してまいります。
なお、本バージョンは開発段階のため、本番環境でのご利用はお控えください。テストやお試し、あるいは新規開発案件での検証にぜひご活用ください。
Ver. 3.2.0 RC版を試す方法
アップデートの場合
private/config.system.yaml
に、以下コードを追記ください。
system_update_repository: http://www.a-blogcms.jp/api/update-edge.json
次に管理画面 > コンフィグ > 機能設定のオンラインアップデートで「マイナーバージョンも含める」にすることで、メニューから Ver. 3.2.0-rc にアップデートできるようになります。
新規インストールの場合
新規でインストールする場合は、以下よりURL新規パッケージをダウンロードしてお使いください。
php8.1 〜 php8.4
https://developer.a-blogcms.jp/_package/3.2.0-rc.0/acms3.2.0-rc.0.zip
新機能
- 標準テーマを刷新(site, beginner, develop)
- ブロックエディターの追加
- Twigを利用できるテンプレート機能を追加
- グループユニットを追加
- jpeg・png 画像をWebP画像に変換するオプションを追加
- 自動オンラインアップデート機能を追加
- WordPress eXtended RSS(WXR)形式でのエクスポート機能を追加
- ストレージをローカルではなくAWS S3に保存できる仕組みを用意
- 組み込みJSに「htmx」を追加
- Vite 連携機能を追加
改善・修正した変更点
- 対応PHPバージョンの変更(php8.1.0 - php8.4.x)
- エントリ編集画面を改修
- エントリー管理画面を改修
- モジュール管理画面を改修
- メイン画像にカスタムフィールドを設定できるように改善
- WebP画像をそのままアップロードできるように改善
- メディア機能でHEIC画像のJPEG変更に対応
- メディア機能の代替テキストに改行が使えるように改善
- メディア一覧の検索条件に「自分のメディアのみ表示」を追加、またファイル名検索をキーワード検索に変更
- カスタムユニットのデータがテキスト置換の対象外になる問題を修正(シリアライズせずに保存するよう改善)
- ログインユーザーの最終アクセス時間を、ダッシュボードおよびユーザー・会員一覧で確認可能に
- 会員ログインに有効・無効のオプションを追加
- 表側のエントリー編集画面を廃止し、同様の編集機能を管理画面内に移設
- カスタムフィールドメーカを改善
- シンタックスハイライト用のライブラリを Google Code Prettify から highlight.js に変更
- 組み込みJSのバリデーターをアクセシビリティ対応
- ACMS.addListener 使用時に、event.detail でカスタムイベントのデータを取得できるように
- API機能で新しいV2モジュールに対応