コンフィグ値の決まり方

コンフィグには複数の設定機能があり、どのコンフィグが適応されているか最初分からなくなる時があります。ここではコンフィグの設定機能と、どのようにコンフィグの値が決定されるか学びましょう。

コンフィグ設定機能の種類

以下コンフィグを設定できる機能について紹介します。

config.system.default.yaml

a-blog cms で使用するコンフィグのデフォルト値になります。様々な管理画面や機能設定のデフォルト値を定義しています。 管理画面にあるコンフィグのデフォルト値としても利用されますが、管理画面にない設定値もこのファイルで設定しています。

ファイルの場所

private/config.system.default.yaml

このファイルは、CMSアップデートで上書きされますので、編集しないようにお願いします。

config.system.yaml

「config.system.default.yaml」は、上書き不可のコンフィグファイルですが、値を変更したい場合に、このファイルで「config.system.default.yaml」の値を上書きます。 このファイルはCMSアップデートで上書きされないため、自由にカスタマイズ可能です。

例えば管理画面になり設定を変更したり、管理画面のデフォルト値を変更できたりします。

ファイルの場所

private/config.system.yaml

ブログの初期コンフィグ(非推奨)

「コンフィグセット」が出来る前の設定方法になります。このコンフィグはブログと結びついているため、ブログ毎の設定になり、同じコンフィグを他のブログで利用することはできません。同じ設定を行いたい場合にも、すべてのブログで同じ設定を行う必要があります。

Ver. 3.1 で「コンフィグセット」「テーマセット」「編集画面セット」ができ、この方法は管理が煩雑になるため非推奨となっておりますが、CMSアップデートによる互換性維持のため、残っている機能となります。


このブログの初期コンフィグ(非推奨)

このブログの初期コンフィグ(非推奨)

コンフィグセット・テーマセット・編集画面セット

Ver. 3.0 から、コンフィグのセットをブログまたはカテゴリーにセットすることで、コンフィグ設定できるようになりました。 これにより同じコンフィグの各セットを利用しているブログやカテゴリーのコンフィグを一回の操作で変更できるようになります。


編集画面セットの一覧

編集画面セットの一覧

ルールのコンフィグ

ルール毎にコンフィグを設定できます。ルールで設定した条件に当てはまるアクセスの時だけ、有効になるコンフィグになります。


ルールのコンフィグ一覧

ルールのコンフィグ一覧

コンフィグ値の決定フロー

上記のコンフィグ設定機能で設定されたコンフィグが最終的には1つのコンフィグ値となります。以下のフローチャート図のようにコンフィグがロードされていきます。 どれかひとつのコンフィグ設定を読み込むのではなく、順番が決まっていて、上書きされていくイメージになります。


コンフィグ値の決定フロー

コンフィグ値の決定フロー