モジュール

a-blog cms では、テンプレートである HTML にモジュールというパーツを記述して動作します。



テンプレートにはいくつでもモジュールを貼り付けることができますが、それらが一度に動作すると処理時間も長くなります。例えば0.1秒で動くモジュールが100個テンプレートに貼ってある場合は、表示に10秒かかることになります。しかし標準搭載のキャッシュ機能で、表示に10秒かかるページも2回目以降は瞬時に表示されますのでご安心ください。

どのようなモジュールがあるのかを知ることが、a-blog cms のカスタマイズスキル上達への近道です。モジュールには大きく分けると、「ビルトインモジュール」「フィールドモジュール」「タッチモジュール」の3種類があります。

ビルトインモジュール

基本的にモジュールと言えば、この ビルトインモジュール のことを指します。エントリー系の情報はもちろん、カテゴリー、ナビゲーション、バナー、トピックパス等いろいろなパーツを表示する際にも利用するものです。

<!-- BEGIN_MODULE Entry_List -->
<ul>
    <!-- BEGIN entry:loop -->
    <li><a href="{url}">{title}</a></li>
    <!-- END entry:loop -->
</ul>
<!-- END_MODULE Entry_List -->

モジュールは、<!-- BEGIN_MODULE モジュール名 --> から <!-- END_MODULE モジュール名 --> までが1つのシステムとして動作し、モジュールの中にモジュールを書くこともできます。この際のモジュールの実行順は内側が先になり、その後に外側のモジュールへと続きます。

これらのモジュールの記述例はスニペットとして提供していますので、まずは利用するスニペットをテンプレートファイルに貼り付けてみてください。

フィールドモジュール

登録したカスタムフィールドのデータを表示させるためには、基本的に以下のようなフィールドモジュール を利用する必要があります。

  • Blog_Field
  • Category_Field
  • Entry_Field
  • User_Field
  • Module_Field

しかしカスタムフィールドによっては、フィールドモジュールを使わずにビルトインモジュール内で利用するものもあります。

Entry_Body , Entry_Summary の entry:loop 内でフィールドモジュールを利用する際は、モジュールの設定画面からカスタムフィールドを有効にするよう設定しなければいけません。使わない時は、動作させないほうが処理が軽くなります。

タッチモジュール

表示、非表示を制御するモジュールです。制御したい部分を各 タッチモジュール で囲みます。

<!-- BEGIN_MODULE Touch_Login -->
    <!-- BEGIN_MODULE Admin_ActionMenu -->
    <p>ユーザー名:{name}</p>
    <!-- END_MODULE Admin_ActionMenu -->
<!-- END_MODULE Touch_Login -->

例えば、Touch_Login モジュールを利用する際には、ログインしている時のみ表示させたい部分を<!-- BEGIN_MODULE Touch_Login -->から<!-- END_MODULE Touch_Login -->で囲みます。ログインしていない時には、囲まれている部分は表示されないようになります。


各種モジュールの設定


モジュールの細かな設定については、テンプレート上ではなく管理ページ上で設定します。例えば、一覧の表示件数や表示順、画像を表示する際のサイズの指定等の各種設定が可能です。詳しくは次のコンフィグで説明します。